●FIFAクラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ ジャパン2005
12月12日（月）19：20/豊田
シドニーFC（オーストラリア） vs デポルティボ・サプリサ（コスタリカ）

◆チケット情報は http://t.pia.co.jp/fcwc/01_main.html
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FIFAクラブワールドチャンピオンシップは12日に大会2日目を迎え、愛知県の豊田スタジアムではオセアニア代表のシドニーFC（オーストラリア）と北中米カリブ海代表のデポルティボ・サプリサ（コスタリカ）が顔を合わせる。

2004年5月のチーム結成からいきなりセンセーションを巻き起こし、一気にオセアニア王者まで上り詰めたシドニーFC。日本から短期のレンタル移籍でカズ（三浦知良）獲得したことで注目を集めているが、ほかにも日本にゆかりある人材が多いのが特徴である。

監督を務めるのは元西ドイツ代表（現ドイツ代表）MFでJリーグのジェフユナイテッド市原（現ジェフユナイテッド市原・千葉）などでプレー経験のピエール・リトバルスキー。また、MFスティーブ・コリカ（元サンフレッチェ広島）、マシュー・ビングリー（元ヴィッセル神戸、ジェフユイテッド市原）のふたりも、Jリーグでのプレー経験を持っている。

そのほか、カズと前線でコンビを組むことが予想されるのはマンチェスター・ユナイテッド（イングランド）時代に欧州チャンピオンズリーグ制覇を経験するなど、日本のファンにも馴染み深いトリニダード・トバゴ代表のエース、ドワイト・ヨークである。

来日に際した記者会見では、リトバルスキー監督が初戦のサプリサ戦について「攻守の切り替えが速いチーム。できるだけ長くボールを支配しゴールをねらっていきたい」とコメントすると、カズは「シドニーFCの一員としてここに来られて本当に幸せ。自分自身にもチームにも期待している。コンディションはいい。高いモチベーションで、勝とうという気持ちを100％出したい」と抱負を口にした。そして、FWヨークも「厳しい試合になるだろうが、勝つチャンスは十分にある」と自信を覗かせている。

一方、そのシドニーFCを迎え撃つデポルティボ・サプリサは、国内リーグを23度制しているコスタリカの名門チーム。登録選手はすべてコスタリカ人（帰化選手を含む）というも特徴のひとつであり、創設以来のクラブカラーとマスコットが竜であることから、“紫のモンスター”との異名を持ち合わせている。

5月に優勝したCONCACAF（北中米カリブ海）チャンピオンズリーグでも過去3度の優勝を誇る。メンバーの多くは来年のドイツW杯に出場することが予想されており、メドフォード監督も「チームの状態はいい。国際大会に向けてするべきことはしてきたので、いい結果が出せると思う。私たちは2位に甘んじるようなチームではないし、優勝をねらいたい」と強気なコメントを残している。

果たして、勝って欧州王者リヴァプール（イングランド）への挑戦権を得るのはどちらか。ホーム同然の雰囲気で戦えるシドニーFCが有利か、それとも…。

2005.12.11 Reported by インターナショナルスポーツ＆マーケティング（ISM）