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【J2:第33節 京都 vs 札幌 レポート】会心の勝利! ボールポゼッション、決定力、守備力。どれをとっても京都が札幌を圧倒。(05.09.25)

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9月24日(土) 2005 J2リーグ戦 第33節
京都 4 - 0 札幌 (14:04/西京極/9,426人)
得点者:'8 アレモン(京都)、'32 加藤大志(京都)、'43 パウリーニョ(京都)、'67 オウンゴ−ル(京都)
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京都が会心の勝利で札幌を下した。
札幌は前線から積極的にプレッシャーをかけて京都の攻撃を封じようとする。だが、3バックの札幌と4バックの京都の対決は、サイドで2対1の数的優位を作った京都が序盤から試合を優位に進めた。
特に右サイド「(加藤)大志をなるべく前にいる様にさせた」(京都・鈴木和)と言うように、加藤と鈴木和は札幌・和波をほとんど守備に釘付けにする。左サイドの中払もワイドに開き、ボランチからのサイドチェンジを効果的に使う。そして、ボランチの米田と斉藤がサイドチェンジと果敢な攻撃参加でチャンスを作る。加えて、センターバックのリカルド、鈴木悟のロングフィードで加藤、パウリーニョを走らせ、札幌の裏を取って攻撃の幅を広げる。
とにかく、京都の狙い通りの展開が繰り広げられた。数字を見ても前半、札幌のシュートは清野とデルリスのわずかに2本のみ。京都の攻撃力に屈した札幌だった。

先制点は前半早々の8分、加藤からのボールを中央に上がっていたリカルドが中払に落とし、シュート気味のパスをアレモンが受け、早い反転からシュート。先制点をたたき出した。24節の鳥栖戦のゴール以来のアレモンの得点で均衡を破る。
京都は守備でも高い集中力を見せ、札幌のパスミスもあったが、攻撃の起点への早いチェックで速攻を許さなかった。札幌のボールポゼッションも京都ゴールへチャレンジする場面をほとんど作れずに京都の速攻を許すという形に終始した。
京都の追加点は32分、斉藤からパウリーニョ、そこから裏へ抜けるパスをアレモンが詰め寄り、相手のミスを誘う。そのこぼれ球を加藤が流し込み、京都に2点目をもたらした。その後も米田が起点となり、加藤のクロスからパウリーニョのヘディングシュートを引き出すなど、きれいな形からチャンスを作る。3点目はその集大成のような流れる攻撃から生まれた。右サイドの加藤が中央に切れ込むとボックス内のアレモンへ。そのアレモンが落とすとそこにはパウリーニョが。左足を振り抜くとグラウンダーのボールは札幌ゴールの右サイドに突き刺さり、前半で3-0と勝負を決めた。

後半、札幌は浦和から移籍した西谷、石井、途中から中山と投入して前線からプレッシャーをかけて1点を狙うも京都GK・平井が好セーブを連発し札幌の前に立ちふさがる。逆に、オウンゴールで失点し4-0まで広げられ試合終了。

この試合、4失点を喫した札幌を責めるよりも、京都の試合運びを褒めなければならないだろう。前線、中盤、守備陣のどこをとっても「自分たちの狙い通りの素晴らしいゲーム」(柱谷監督)を演じた京都。会心の勝利をホームのサポーターに見せ付けた。


以上

2005.09.24 Reported by 武田賢宗
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