7月30日（土）J2 第23節 京都 vs 山形（18:00KICK OFF/西京極）
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　長丁場のJ2の後半戦がスタートする。今まで以上に試合の結果が重くなる激戦が続くことになるが、今節の京都は5位山形をホーム西京極で迎え撃つ。ここまで、京都と山形は総得点こそ京都が40点、山形28点と京都に分があるが、失点数は同じ21点、しかも、この数字はリーグトップで、今回は守備の堅いチーム同士の対戦となる。
今年2回の対戦成績は京都の2勝。中断前3試合の結果を比較しても京都は1勝1分1敗で、山形は1敗2分と勝ちから少し遠ざかっており、京都がやや有利というところか。

今回の試合の見所のひとつに選手起用が挙げられるだろう。山形はフォワードの先発が誰になるか注目だ。京都との過去の対戦ではチッコ、阿部が結果を出していて、20節でも阿部は先制点をたたき出している。そして、チーム得点王（6得点）の原。ここ2試合でも得点を決めていて調子を上げている。根本も16節からコンスタントに出場し、結果を残している。林も控えており、堅守を誇る京都ディフェンスから得点を奪うべく誰を先発出場させるか鈴木監督の采配に注目したい。

対する京都も左右の中盤のポジション争いが激化している。前節の札幌戦で先発した右サイドの加藤、そして、左サイドの六車。六車について柱谷監督は「ボールの受け方や運び方が上手く起点になってくれる」と評価している。山形戦では右サイドの星と加藤、左サイドの中払、美尾、そして六車と誰が先発するのか、こちらも柱谷監督の采配を見逃すことはできないだろう。

京都、山形ともサイド攻撃が得意なチームで、かつ、同じ4バックを敷くだけに両サイドの攻防はもうひとつの見所だろう。
山形の右サイドのアタッカーは佐々木で、アシストで貢献しながらも得点も狙いにいける山形の攻撃の中心だ。そして、その背後には右サイドバックの臼井がいる。積極的な攻撃参加でチャンスを広げ、今節もこの2人で山形の右サイドは破壊力抜群だ。このサイドは京都には左サイドバックの三上がいて、こちらも攻撃力には定評がある。佐々木か、三上か、この対決に注目だろう。

リーグ前半が終了して2週間のトレーニング期間があった各チーム。それぞれウィークポイントを修正しているはずで、京都、山形ともベストのチーム状態で臨んで来るはずだ。しかも、山形はこれ以上首位の京都はもちろん2位3位とも勝点を離される訳にはいかない。京都も前回のホームゲーム（21節）で水戸に引き分けており、首位にいる以上、京都サポーターの勝利の要求に応えなければならない。絶対に負けられない両チームの真剣勝負、絶対に見逃せない。


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2005.07.29 Reported by 武田賢宗