今年11月まで全国各地で8回に渡って開催を予定している「サントリー・Jリーグスポーツクリニック」。その4回目が、夏休み最初の日曜日となった7月24日、薄曇りの天気の中、都留市総合運動公園やまびこ競技場(山梨県都留市)で開催された。
2003年から始まったこのプロジェクト。ここ山梨での開催は3年連続となるが、今回も熊本で行われた前回に引き続き、サントリーラグビー部サンゴリアスから永友洋司監督をはじめコーチ・選手が18人、そして山梨県を本拠地とする地元のJリーグチーム・ヴァンフォーレ甲府から植松コーチをはじめとするスタッフと、小倉隆史ら選手10人、そして山本和史監督率いるサントリーバレーボール部サンバーズからも選手12人が参加した。また、ゲストには引き続き元日本代表の井原正巳さん、スポーツジャーナリストの中西哲生さんを迎え、豪華なコーチ陣となった。
今回のクリニックに参加したのは、一般公募で選ばれた小学生およそ170人。参加者は山梨県内にとどまらず、夏休みということもあってか、長野・静岡・東京・神奈川、そして遠くは大阪からの参加者の姿もあった。
この日は前日からの雨が心配されていたものの、何とか雨はやみ、薄曇りの天気の中、午前9時「おはようございます!!!」という子供たちの元気な声が響き渡る。同時に、クリニックがスタート。子供たちは学年ごとに分かれ、サッカーとラグビー、バレーボールと、それぞれのパスやタックル、アタックの練習を行った。参加したコーチ陣は、慣れないスポーツに果敢に挑戦する子供たちに優しい言葉を掛けながら、また笑いを交えながら「スポーツを楽しむ」ことを前提に指導にあたっていた。またコーチ陣によるデモンストレーションも行われ、コーチのパワフルなプレーに大きな歓声が沸き、会場からは「うわー、すごい!」「もう1回!」などの声が飛び、子供たちはもちろん、会場にいた全ての人を楽しませた。地元ヴァンフォーレ甲府の小倉隆史選手は、度重なる「小倉コール」に快く応え、楽しいパフォーマンスを見せてくれた。
サッカーとラグビー、バレーボール…と、違った競技ではあるものの、それを同じ芝生の上で子供たちと一緒に楽しんだコーチや選手たちの表情は、子供たちと同じくらい、とても晴れやかなものだった。
およそ2時間半に渡って行われたクリニック。今回参加した子供たちからは、「ラグビーはやったことがなかったけど、やってみると面白かった!」「もっと上手になって、プロになりたい!」「何の選手になろうかな、迷っちゃう…」など、時間内では物足りない、もっとやりたいといった様子の意見が続出。子供たちは競技の枠を超え、思いきりスポーツの楽しさを味わった。
体を動かせば動かすほど元気になっていった子供たち。天気の心配された中で始まったこのクリニックも、終わる頃には子供たちの元気が空に届いたかのように晴天となって閉会を迎えた。
夏休み最初の日曜日。子供たちの絵日記には、子供たち、そして保護者の方たちの笑顔とともに、空高々と舞い上がる3種類のボールの絵があることだろう。
以上
2005.07.25 Reported by 浅野有香
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