●フレディ・テルネロ監督（ペルー代表）
「今日の試合に関してはペルー代表にとってはとても難しい試合でした。特に中盤のスペースのところが大変だったと感じました。大部分の時間帯が日本にボールを支配されていたと思っています。

私がこのチームで集まって（練習を）したのがまだ3日目なものですから、日本代表はいままで長い時間一緒に仕事をしてきたわけであって、そういった意味でも、自分たちにとってなかなか簡単な作業ではありませんでした。ただペルー代表も秩序だったプレーをしたと思っていますし、またスペースをうまく抑えることができたというふうに思っています。特にアレックス（三都主アレサンドロ）選手がすぐに上がってきて危険なので、その部分で自分たちのプレーヤーは、良く仕事をしたと思っています。

選手交代に関してもタイミングのいいところで交代ができたと思います。最終的に自分たちが点を決めたのですが、いずれにしても良い試合だったと思います。」

Q.今日の日本代表の力だと南米10カ国でいうとどのくらいのレベルと思われますか？
「ライバル、対戦相手について評価することは簡単ではないですし、日本サッカー協会、ジーコ監督、そしてプレーヤーも、それぞれが目標に向かっていろいろな努力をされてきたのではないかと思いますし、少しずつ少しずつ成果というのは出てきていると思います。ですから南米10カ国のどのくらいのレベルかということに関しては、自分のエチケットとして、コメントは控えさせていただきたいと思います。」

Q.クラブを率いてサウスアメリカンカップも優勝した実績を持つ監督として、遠くペルー国内からペルー代表を応援しているサポーターについて、どう思いますか？
「国から遠く離れたところで試合をしているが、キリンカップという重要なカップに参加できることはとてもうれしく思っています。国で応援していることも知っているし、試合を見ていることも知っている。私たちの国では、「YES　WE　CAN」という言葉を良く使っていますが、この「YES　WE　CAN」という言葉を国民と分かち合いながら一歩ずつ成長していければと考えています。」

Q.前半、日本のゴールに向かう姿勢が少なかったと思いませんでしたでしょうか？
「先ほどの質問と同じで、ペルーチームに関することについてはコメントさせていただきますが、ライバルの日本代表チームに関するコメントについては、控えさせていただきたいと思います。あまり日本代表を知らない人間ですので、そういったコメントはしたくないです。」

Q.２つ質問させてください。1つは今日予想以上の活躍した選手をお教えください。それとUAE戦でも同じスターティングメンバーで臨むのでしょうか？

「今回のペルー代表は、キリンカップに参加してる代表はすべてペルー国内選手で構成されています。つまり海外組の選手は一人もいません。チームは若手選手、ベテラン選手で構成されています。誰が誰よりもいいというよりもその差は少ししかなかったと思います。

UAE戦への質問ですが、次の試合まで48時間ありますので、その間にどれだけ回復するのか見極めてから自分たちのスタメンを決めたいと思っています。UAEに関してはビデオで拝見しました。実際のところ情報が少ないです。もっと多くの情報があれば、より正確なプランがたてることができるのですが。」

Q.南米予選を戦うわけですが、今日プレーした選手でどの選手を招集しますか？それと今日点を決めたバサージョ選手がヨーロッパで活躍するピサロ選手等に負けない活躍をしたいといっていましたが、彼をどう評価しましたか？
「今回来日した選手から7〜8名南米予選に抜擢したいと思います。バサージョ選手は若い選手だがヨーロッパ数カ国ですでにプレーしており、非常に良い選手だと思います。そういった意味でも彼は南米地区予選に出る可能性は高いと思います。」

以上