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【KIRIN WORLD CHALLENGE キリンカップサッカー2005 -Go for 2006!-:日本vsペルー  プレビュー】組織力で劣る事が予想される相手をうまく崩したい。ポイントは個々の1対1。(05.05.22)

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●5月22日(日)13:20キックオフ/新潟ス
KIRIN WORLD CHALLENGE キリンカップサッカー2005 -Go for 2006!-
日本代表 vs ペルー 代表
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 ペルー代表の来日メンバーを見る限り、日本代表にとっては与しやすい相手であることが予想される。そしてこれはジーコ監督の過去のマッチメイクの傾向に沿った対戦相手のレベルだということが言える。つまり、合宿を開始した直後のAマッチとして、比較的日本代表が戦いやすい相手を選んできたジーコ監督の傾向がそのまま見て取れるのである。

 例えば身近なところで言えば、今年の1月。代表合宿をスタートさせた直後に招聘されたカザフスタン代表や、昨年の年始めに招聘されたマレーシア代表など、その傾向は一貫している。

 来日するペルー代表は、FIFAランキングでは66位に付けているが、南米予選を戦った主力の大半は来日しておらず、また代表監督が交代した直後というチーム事情も含めて完成度はさほど高くはなさそうだ。ただ、この代表招集のチャンスを最大限に生かし、アピールしようとする選手は少なくないだろう。特に10代から20代半ばの選手に関して言えば、新監督に自分をアピールする絶好のチャンスだと言える。そういう観点で考えれば、組織力と言うよりは個人技が主体の攻撃を見せてくるだろう。局面局面での対応が重視されてくるはずだ。

 組織が未完成で個人技主体のチームが予想されるということで、気をつけるべきは最終ラインでの1対1ということになるだろうか。ペルーは日本のボールを奪った後、簡単に前線に蹴り込む攻撃が増えてくると思われる。中盤省略型の攻撃は、組織を作る日本にとって苦手なタイプの相手だと言えるだろう。トップの選手に当ててくるのか、それともラインの裏のスペースにボールを流し込んでくるのか、判断する手段がないのだが、そのいずれにも対応できるような心構えが必要になるだろう。

 ペルー代表がロングボールを多用するとすれば、彼らはラインを上げる必要がなくなり、ペルーゴール前の人数は多くなっているはずだ。そういう意味では、ゴール前を固める相手をいかに崩すのかの格好のテストケースとなることだろう。振り返れば、ホームでの北朝鮮戦でも徹底的に守られた経験があった。その固い扉をこじ開けたのは、最後まで試合を諦めない気持ちと、ゴール前に入る人数を増やした思い切りの良さだった。さて、今回の対戦ではどのような解決策を見せてくれるのか、期待したい。

 大事な最終予選のアウェイ2連戦に向けて、幸先のいいスタートを切ってもらいたい。その壮行の意味を込めて、新潟のサポーターには盛大な声をお願いしたい。

2005.05.21 Reported by 江藤高志

以上
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