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第28回オリンピック競技大会、キリンチャレンジカップ2004、U-23日本代表チームメンバー発表会見での山本昌邦監督コメント(04.07.16)

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☆第28回オリンピック競技大会(2004/アテネ)U-23日本代表メンバー発表はこちら>>
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○山本昌邦監督(U-23日本代表)
「アテネに向けて、36年の時を超えるための最強メンバーを選びました。この18名は60人以上の招集の中から2年以上をかけて成長してきた選手たちです。メンバーに入れなかった選手たちとの競争があって初めて今の彼らがあるので、その気持ちも含めてアテネの本番で成長し、目標を達成してほしい。
メンバーから漏れた選手には話をしたが、厳しい競争をしてきた中で大きく成長してくれたと思う。アテネ経由でドイツのワールドカップに行く選手も出てくるだろうし、アテネを経由できずにドイツに行く選手も出てくるでしょう。ここまで競争してきた価値を、ドイツにつなげてほしい。
メンバーに入った選手には、これがスタートラインであって、本番では大きな仕事に向けて頑張ってほしい。
誰を選んでも難しい選考だったと思う。新しいメンバーを加えれば、誰を落とせばいいのかというようなレベルの高い選考になった。これは一人一人の成長があってこそだったと思う。
選考基準については、世界基準で、そしてドイツのピッチにつながるという基準の中で、現在アテネ五輪を戦えるメンバーを選びました。
小野選手にはシドニー五輪に出場できなかった時の思いもあるだろうし、高原選手の分も含めてやってくれるだろうと大いに期待している。
高原選手の招集には、可能性を求めてそれぞれが努力してくれたが、医学委員会の決定を最大限に尊重した。残念ですが、2002年の時のようにこの後のドイツ・ブンデスリーガで大爆発してほしい。W杯予選に早く戻ってきてもらうことが我々の願いでもある。
たくさん言いたいことはあるがその時期ではないと思うし、アテネの本番に向けてこのチームでやっていきたい。強化として有意義な試合がこの後にたくさん組まれているので、サポーターの皆さんにアテネでの夢を持っていただけるようなよい試合とよいプレーをお見せしたい」

Q:トップ下の選考が難しかったと思うが、選考のポイントは?
「たくさんあっていろいろなシミュレーションを様々なバランスの中で考えた結果。ひとことでこれが基準というのは難しいが、世界基準で勝つために選んだということ」

Q:平山選手の選考理由と期待することは?
「ここまでの試合でゴールは少ないが、つなぎになるポストプレーや高さなどで世界に通じると思うし、実際に試合でもポテンシャルを見せてくれている。これからやらなくてはならないことがたくさんあるが、アテネ五輪までの1か月で成長してほしいという願いも含めて選んだ」

Q:高原選手とは直接話したか?
「電話でやりとりはできるが、今日これで決定されたことなので、高原に関してのこれ以上のコメントは差し控えたい。これから彼が代表に戻れるようにサポートしていくことが我々の仕事」

Q:鈴木啓太選手についてと中盤の選考について。
「鈴木選手に関しては、予選ラウンド後のJリーグも含めて試合を積み上げて行く中で、18人を選んでいった結果。中盤の構成はシステムによって仕事も変わってくる。その中でユーティリティーな選手というのが貴重な戦力になることは間違いない。その点が、彼にとってマイナスポイントになったかもしれない。ただ、いずれにしても差がほとんどない中で選ばなくてはならなかったわけで、非常に小さな差だった。彼にはここで経験したものをドイツにつなげてほしい」

Q:それぞれのポジションで軸になる選手をどう考えているか?
「ゲームが終わってみれば中心になる選手はいると思うが、ひとりに頼るようなチーム作りはしていない。精神的にも余裕のある選手がそうなるのかもしれないが、出場する11人、登録の18人、バックアップも含めた22人にそれぞれ役割があると考えている」

Q:新しく栄養士をスタッフに入れたが、期待する役割は?
「すばらしい質問をありがとうございます。
予選では選手の体調面で痛い目に遭っているし、五輪というのはIDの問題もあって食事などの面で自分たちでなんでも調達できる状態にない。移動がかなり厳しくなると思うが、選手が到着してすぐに選手村に入るには先乗りしてIDを作らないといけなかったり、食事では行ってから1時間待たないといけないような場合もあり、そういった面でのストレスが非常に多い。これではトレーニングの効果が薄れてしまうし、そういう準備もしていただける力をもっていらっしゃると思う。2002年のワールドカップで一緒に仕事をして、その実力は評価している。勝つためにはピッチ以外のことも大事になってくるので、チームに加わっていただけるのは非常に心強い」

Q:小野選手のポジションをどう考えているか?
「様々なポジションができるので、U-23の選手たちの調子を見て考えたい。チームとして大きくならないといけない。小野選手がチームでやっている中盤の前めからボランチあたり、2.5列めくらいがいちばん力を発揮すると思うが、このチームでのバランスを見て決めていきたい」

Q:チュニジア戦で、このメンバーに滑り込んだ選手はいるか?
「チュニジア戦だけで決定を変えたことはいない。最後の見極めの場であり、少しでも多くの材料がほしかったので、可能性のある選手にチャンスを与えてピッチに立ってもらったが、それだけで変えたことはない」

Q:改めて目標を。
「チーム立ち上げの時から言ってきたとおり。先輩を追い抜くために表彰台に上がろうということを目標にやってきた。
その意味というのは、選手たちが最大限の経験が積める6試合を戦い抜くということが成長には必要で、その6試合の中で最後にグッと伸びる選手が出てきてくれることを期待している」

Q:キャプテンをだれにと考えているか?
「いくつかの選択肢があると思う。これから合流する選手もいるので」

Q:最終的に高原選手をリストから外したのはいつか?
「最終的には今日の午前中にキャプテンと話をし、スポーツ医学委員会の意見を最大限に尊重するというルールに従って決定した」

Q:バックアップメンバーは帯同するのか?
「GKについては、突発的なことに備えて帯同させたいと思っている。フィールドプレーヤーの3人については、7/30までの国内でのスケジュールには帯同させたいと思う。1か月まったくチームから離れてしまうと、戻っても戦力にはならないと思う。ギリギリまで一緒に行動し、ドイツに行くときに離すようにしたい」


以上
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