7月10日(土)J2 第22節
湘南 3 - 2 仙台 (19:04KICKOFF/平塚) 入場者数 5,754人
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○山田松市監督(湘南)
「選手自身が、自分達がよく分かっているというか、今の状況を分かっていて、今日のゲーム、それくらい気持ちが前に出ていた。動きも、守備も前に出ていたことが、ああいうチャンスを生み出し、ゲームを動かすことができたんではないかと思っています。
選手の前からのプレッシャーや、ボールを奪った後の前からの仕掛けは前半特に良かったですね。あれが、運よくああいう場面ができたわけではなくて、彼らが戦術的にも狙っていたし、それを立ち上がりから徹底してできたことが勝因だと思います。」
−第2クール最後の試合で白星と言うことなんですが、佐野選手、城定選手についてコメントをお願いできますか?
「城定については、ちょっと高い位置でやるのは躊躇してしまう。そこがちょっと分からなくて、それを今回は守備に徹底して入ってもらいました。彼は1つのことに対してはしっかり集中してできる。そういうことを今回は修正したのと、佐野は前回のポジショニングは、負担が大きかったのは事実ですね。今回は立ち上がり、佐野と(鈴木)良和が逆のポジションでやったんですが、そこのポジションを逆にしたことでリズムががらっと変わりましたね。それはお互いに長い間ずっと一緒にプレーしてきた仲ですけど、そこが今日はうまくいったと。
佐野にとっては守備への負担をできるだけ少なくしてあげたいなと。そうしたなかで自分でプレーする、ボールが入った時のプレーが彼の持ち味ですから、反対に良和が前線でがんばっていましたが、二列目から飛び出す彼のタイミングは絶妙なところがあった。それを修正したところがゲームのリズムを修正できた、要因じゃないかと思います。」
−加藤大志選手が後半ロスタイムのあたりで交代しましたが、なにか問題があったんでしょうか?
「何もないんですが、彼だけは今日のゲームに入っていけませんでしたね。運良くシュートを打ったのがバーに当たり、コーナーになってリバウンドのこぼれを良和が拾って点になったんですけれども、やはり今日の途中交代は、トレーニングの時からあまりいい状態ではない、ケガから復帰してぶっつけ本番だったので、あまり期待もできなかったんですが、やはり(佐野)祐哉がちょっと足を痛めていて、最後の場面で、いつもプレーが切れていたところが交代の要因です。大志は、ちょっとプレーのリズムが悪かったと。あとリスタートが最後、失点のパターンになるということで、戸田を、時間的な事もありますが、ヤスがちょっと体力的にへばってきたので、そういう交代の意味合いがあります。」
−第2クールを終わって3勝7分12敗と折り返したわけですがここまででできたこと、できなかったことというのは?
「選手たちの精神的な部分で、前半にミスを犯して、チームのバランスがケガと共に大きく崩れ始めてしまったと。そこを埋める術が見あたらなかった。うまく修正できなかったことが、問題でしたね。選手たちの精神的なものは、徐々に成長して第2クールに入っていったんですが、やはり守備の問題と攻撃の問題がつきまとった。それは選手たちは精一杯やっていたんですが、なかなか代えることはできなかったですね。それを代えるには選手がさらに成長するか、新しい、ポイントを作る必要があるのかもしれませんね。チームを変える為には。
今は、今日はねばり強く勝ちましたけど、そこでチームを変えて行くにはまだたくさんの問題が山積みだと思います。それを、今すぐに結果を出せと言われても、それはなかなか修正できないと思います。ただ、戦いというのは、90分の中で、彼らがもう少し、今日の勝利もうまく切り替えてつなげていければ少しずつ少しずついい方向に向いていくと思います。」
−第3クールに向けてはどうでしょうか?
「今日の勝利が彼らの精神的なものを強くしてくれることと、彼らが自分達のサッカーがまだ見あたらない、見つからないのかもしれません。でも今日の結果を信じて、それをスタートとしてどうやっていくのかが大事だと思いますね。」
−前節から中盤の選手が代わっていますが、ちょっと苦しい連敗が続く中で若いフレッシュな選手を使った意図を教えてください。
「彼(中町公祐)がそれだけの可能性を持った選手だからということですね。彼を見て新人ながら3試合目であれだけのプレーを、無名の高校から来てこなすというのは、彼の可能性を感じさせてくれると思います。サッカーをよく考えてやっていると思います。まだまだ若さで問題も起こしますが、可能性は十分に秘めた選手。それを生かしていく事、そこからまた新たにチームから生み出してく事は、このクラブにとっては一番大事なポイントですから。
やはりそれはあえて、連敗しているから使ったのではなく、彼がいいから、いいものを持っているから使ったんだと。」
−まだ彼らのサッカーが見つからない、とおっしゃられましたが、監督としてはどんなサッカーを彼らに見つけてほしいのでしょうか?
「彼らが自分自身のことを、何ができて何ができないのかというところです。それはやはりピッチの上で決断してプレーしていくだけのことなんですけど、若さや経験のなさなどで、場面場面のプレッシャーに負けて、時々見失ってしまう。それはやはりお互いに強いもので結びつけて行かなければ、彼らは自分達のサッカーは見つけられないかもしれない。あるフォーメーションは戦術はいくら教えたってその時はできても、苦しくなって目の前が見えなくなってしまった時はみんな忘れてしまうわけですね。サッカーというのはそこが一番むずかしい。どんなに苦しくても落ちついて冷静にゲームを切るのかつなぐのか。何をするのかということを答えが出せない。そういうところが彼らにとって一番時間が必要な事ですね。だから方法論というのはないです。だから一生懸命にサッカーをゲームを通して、精神的にもいろんな面でも強くなっていくことが、おそらく見つけ出すということ。それを監督がうまく組み合わせていくだけですね。」
−第2クールを終えたところで自己評価は何点でしょうか?
「自己評価?最低ですね(笑)。ここまでひどくなるということは誰も予測していないし、自分自身も最低だと思っています。やはり問題が起きた時に、レギュラークラスを7〜8人欠いたと言うことは、なにかしら問題ですし、組織的にも若い選手が多いという事はそれがすぐに彼らをレギュラーの場において試合をさせる気はもうとうなかったんですが、主力が、数少ない経験者たちが、ピッチを離れてしまったと言うことをどういう問題としてとらえるのかというのは、いいとして、問題になったあとに引きずってしまったというのが問題でした。それをうまく修正してあげられていれば。サッカー的に個人を一気に伸ばすことは私個人ではまだなかなかできないので、それは時間をかけて彼らが変わっていかなければならない問題だと思います。
自己評価としては、その問題を解決できなかったということで、あまり、全然良くないですね。」
以上
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