7月10日(土)J2 第22節 湘南 vs 仙台(19:00KICKOFF/平塚)
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この22節を終えてJ2は後半戦へ突入する。そういう意味で、節目の試合である。
引き分けを二つ挟んで6連敗中の湘南の現状は厳しい。シーズン前に目標に掲げていたAクラス4位以内という順位の達成は難しい状況だ。
その遠因となったのは、けが人の多さである。主力級の選手たちが軒並みダウンしており、明らかに戦力は低下している。前節の大宮戦でも、ベストとは言い切れないメンバーで戦う中、失点を恐れて最終ラインを下げすぎてしまい、それが大宮の攻勢を呼んでしまった。メンバーが足りないという現状が守備的な戦い方を選択せざるを得ない状況を生み出し、それが相手の攻撃を勢いづかせる結果となる。悪循環の中に陥ってしまった状態だ。
その大宮戦では、前線の戸田賢良の体を張ったポストプレーが印象に残ったが、チーム全体の押し上げが遅く高田保則と共に前線で孤立しがちの結果となった。そうした状況では得点するのは難しいものがあった。
佐藤寿人、大柴克友といった実績のあるストライカーを擁す仙台を相手にした場合、引いて守るようなゲームプランを採用する可能性は高いだろう。ただしそうなると大宮戦の二の舞になりかねない。かといって最終ラインを高く維持するとその裏のスペースに飛び込まれかねない。攻撃面のデメリットには目をつぶり、守備を重視して引き気味にするのか。それともホームゲームということで、ある程度攻撃的に試合を進めるのか。いずれの戦い方を取るにせよ、現在の湘南にとって難しい状況に変わりはない。
一方の仙台は、前節の福岡戦を引き分けて、その福岡との勝ち点差を4のまま維持することに成功している。この試合だが、終盤にこそ仙台は勝ち越しゴールのチャンスを手にしたが、試合の流れは福岡が握っており苦しい試合だった。それだけに、勝ち点1を加算したことを良しとしなければならないような試合展開だった。
そうした試合を終えて迎えた今節だが、この試合からU-19日本代表シンガポール遠征に帯同していた萬代宏樹がチームに合流できることになる。恵まれた体格はもちろんのことだが、この選手の最大のセールスポイントはその気持ちの強さにある。とてもルーキーイヤーの選手とは思えないアグレッシブさを持っており、その運動量と共に湘南の最終ラインを攪乱する要素となるだろう。
また仙台は、マルコス、ガスパルとの契約解除を相次いで発表。すでにチームを離れたマルコスに代わってFWのファビオ・ヌネスがチームに合流。さらには11日付けでチームを去ることになるガスパルに代わって12日からDFのセドロスキーが加入することが発表されている。こうした補強によってチーム内の競争が活発化する事が期待される。
まだまだ未知数の新戦力ファビオ・ヌネスだが、実戦投入のタイミングとしては11位に低迷する湘南は悪くない。もちろん今期ここまで2勝の湘南からは確実に勝ち点3を取らなければならないが、そうした試合で期待に応えられるのか、見どころの一つだと言えるだろう。
前半戦のJ2を笑顔で折り返すのはどちらのチームになるのだろうか。
2004.7.9 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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