FRYDAYNIGHT j.league

FOCUS POINT
ここに注目!

試合のみどころ

 鳥栖と福岡の“九州ダービー”が、8月26日の金曜日に、ナイトゲームとして開催される。
 川井健太監督を迎えた今季の鳥栖は、ハードワークと連動性を武器に、開幕から安定したパフォーマンスを披露。多くの選手が入れ替わった影響を感じさせない戦いぶりで、25試合を消化して7位と上位陣の背中を視界に捉えている。
 ここ5試合は負けなしで、前節は先制されながらも、ファン ソッコとジエゴのゴールで2-1と札幌に逆転勝利を収めた。
宮代 大聖と垣田 裕暉がコンスタントに結果を残し、藤田 直之、福田 晃斗と今季復帰した経験豊富な2人がチームを力強く支えている。守護神の朴 一圭の存在も頼もしく、今回の一戦でも質の高いサッカーを見せてくれるだろう。
 対する福岡は4試合勝利がなく、現在は3連敗中。前節は川崎Fに1-4と完敗を喫した。4試合でわずか1得点と攻撃面に課題を残す一方、複数失点が続く守備の修正もテーマとなりそうだ。
 今季の福岡は、リーグ戦では13位に留まるものの、ルヴァンカップ、天皇杯とふたつのカップ戦ではともに勝ち残っており、3年目を迎えた長谷部 茂利監督の下、チームの成熟度は高まっている。堅守をベースとする一方、ルキアン、ジョルディ クルークス、ジョン マリら攻撃陣にも強烈な個性を備えたタレントが揃う。苦しい戦いが続くなか、悪い流れを断ち切るには彼らの爆発が求められてくるだろう。
 前回対戦はスコアレスドローで終わったが、今回の一戦では、鳥栖が小泉 慶、福岡はドウグラス グローリを出場停止で欠くことになる。キーマン不在のなか代わってピッチに立つ選手のパフォーマンスが、勝敗を分かつポイントとなるかもしれない。


FOCUS PLAYERS
注目選手

focus player
サガン鳥栖 GK40朴 一圭
地域リーグも経験した苦労人のGKは、着実にステップアップを果たし、2019年には横浜FMでJ1制覇も経験した。鋭いセービングとフィールドプレーヤー顔負けの足技が売りで、広いエリアをカバーする走力も兼ね備える。
サガン鳥栖 FW11宮代 大聖
川崎Fのアカデミーで育ったストライカーは、昨季は期限付き移籍先の徳島で7得点と結果を出した。鳥栖に新天地を求めた今季は徐々にフィットし、ポジションを確保。卓越したフィニッシュワークで結果を残している。
focus player
アビスパ福岡 FW11山岸 祐也
鋭い動き出しに加え、空中戦にも強さを発揮するストライカーは、多彩なフィニッシュワークからゴールを量産し、福岡のエースへと成長。前線からの献身的な守備で味方を助け、大事な場面で結果を残す勝負強さも備える。
アビスパ福岡 MF6前 寛之
気の利いたポジショニングで危険なエリアをカバーし、鋭く寄せてボールを奪い取る中盤のダイナモ。奪ってからの展開力にも秀で、正確に枠を捉えるミドルも武器。リーダーシップも兼ね備え、主将としてチームを支える

MATCH CARD明治安田生命Jリーグ
フライデーナイトJリーグ対戦カード