5連勝と勢いに乗る首位の清水は最下位に沈む群馬と激突。3位に浮上した横浜FCは千葉の本拠地に乗り込む【プレビュー：明治安田Ｊ２ 第14節】

明治安田Ｊ２リーグは6日に第14節の10試合が開催される。

首位の清水はアウェイで群馬と対戦。前節は栃木を下し、5連勝と勢いを加速させている。ここ6試合で4ゴールを記録するルーカス ブラガが今節も重要な役割を担うだろう。対する群馬は藤枝に敗れ、4連敗。6戦未勝利で最下位に沈んでいる。ここまでわずか1勝と苦しい戦いが続くなか、首位チームを撃破して好転のきっかけを見出したい。

2位の長崎は大分の本拠地に乗り込む。前節は秋田と引き分け、連勝が5でストップした。それでも11試合負けなしと勢いは衰えていない。ゴール量産中のエジガル ジュニオに今節も期待がかかる。大分は甲府を下し、2連勝で9位に順位を上げている。7試合ぶりにゴールを決めた長沢 駿が今節も結果を残せるか。

2連勝で3位に浮上した横浜FCはアウェイで千葉と対戦。前節は水戸を2-0で下している。調子を上げてきたカプリーニに今節も期待がかかる。千葉はいわきに敗れ、連勝はならなかった。横浜FCは6試合連続で勝利がない苦手とする相手だが、ホームで勝利を掴み、12位からの浮上を狙う。

4位の岡山はホームに徳島を迎える。前節は山形と引き分け、2試合勝利がない。終了間際の失点で勝利を逃しただけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。徳島は愛媛と引き分け3連勝はならなかったものの、3戦負けなしで17位に順位を上げている。守備の安定感は生まれているだけに、今季はまだ結果が出ていない柿谷 曜一朗の初ゴールが期待される。

5位のいわきはアウェイで愛媛と対戦。前節は千葉を下し、3連勝と勢いに乗る。9戦ぶりにゴールを決めた有馬 幸太郎に今節も結果は生まれるか。愛媛は徳島とのダービーマッチで引き分け、連勝はならなかった。今季二度目の無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。

6位の仙台は鹿児島の本拠地に乗り込む。前節は山口を下し、連敗を2で食い止めている。途中出場から決勝点を挙げた中山 仁斗の起用法がカギを握るだろう。鹿児島は熊本と引き分け、2試合勝利がない。加入後初ゴールを決めたンドカ チャールスが、ここから勢いに乗っていけるか。

秋田はホームで甲府と対戦。前節は長崎と引き分け、2試合勝利なしとなった。2試合連続で複数失点を喫した守備組織を上手く立て直したいところだ。甲府は大分に敗れ、2連敗。11位に順位を下げている。アダイウトンが好調を維持するだけに、複数失点が続く守備の修正が求められるだろう。

山口はホームに山形を迎える。前節は仙台に敗れ、連勝はならなかった。今季初ゴールを決めた池上 丈二がチームに再び勢いをもたらす活躍を見せられるか。山形は岡山と引き分け、2試合勝利がない。こちらも加入後初ゴールを決めた有田 稜に期待がかかる。

栃木はホームで藤枝と対戦。前節は清水に敗れ、3連敗。7戦未勝利で18位に沈んでいる。南野 遥海が好調を維持するだけに、4失点を喫した守備の修正が求められる。藤枝は群馬を下し、2連勝で14位に順位を上げている。2ゴールで勝利の立役者となった矢村 健が今節も輝きを放てるか。

水戸はホームに熊本を迎える。前節は横浜FCに敗れ、2連敗となった。19位に沈むなか、今節を前に濱崎 芳己監督を解任。森 直樹コーチが暫定的に指揮を執る。苦しい戦いが続くなか、この決断が英断となるのか。新体制下での注目の一戦となる。対する熊本は鹿児島と引き分け、5試合勝利から遠ざかる。5試合で13失点を喫する守備の立て直しが求められるだろう。

■各試合の見どころをチェック
秋田vs甲府
水戸vs熊本
栃木vs藤枝
群馬vs清水
岡山vs徳島
山口vs山形
大分vs長崎
鹿児島vs仙台
愛媛vsいわき
千葉vs横浜FC