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スウェーデンに快勝で決勝進出 FIFA女子ワールドカップドイツ2011 準決勝(vsスウェーデン)マッチレポート(11.07.14)

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 なでしこジャパンがワールドカップ決勝進出を決めた。7月13日、日本女子代表チームはドイツ・フランクフルトで行われた準決勝でスウェーデンを3−1で退け、6大会目となるワールドカップで初めて決勝へ駒を進めた。
 今大会初先発の機会を得たFW川澄が2得点し、主将のMF澤が均衡を破るゴールを決め、いずれの得点にも絡んだMF宮間がこの試合のMVPに選ばれた。

 圧勝だった。立ち上がりこそ、前半11分にMFエクビストがMF澤からDF岩清水へのバックパスをインターセプトして攻め込み、スウェーデンに失点を許したものの、その後は落ち着いてボールを回して攻撃を組み立てた。その一方では、前線から2、3人で早いプレスをかけて相手ボールを奪った。

 日本は前半18分に、大野がドリブルで中央を裂いて宮間へパス。宮間が上げたクロスに、ファーサイドに入った川澄が、相手DFともつれるようにしながら右足で合わせて同点弾を決めて、試合を振り出しに戻した。

 前半28分には、大野の折り返しのボールを受けた川澄がシュートを狙うが、ボールはスウェーデンGKの正面へ。同34分には、宮間がFKで相手ゴールを脅かし、その3分後には再び川澄がゴール正面でパスを受けてシュートを狙った。

 ハーフタイム直後には、大野がミドルレンジから狙い澄ましたロビングを放ったが、ボールはバーを叩いた。

 圧倒的な支配率でパスを回し続ける日本は、後半60分に待望の勝ち越しゴールを得る。右サイドからパスをつないで、澤→宮間→鮫島とボールが渡ると、DF鮫島がシュートを放つ。GKのクリアボールに澤が鋭く反応して、ヘディングで押し込んで2−1にした

 さらにその4分後には、宮間のフィードに、再び相手GKがFW安藤と競り合いながらクリア。そのボールを受けた川澄が、30メートルはあろうかという距離から狙い澄ましたロビングを無人のゴールに送り込んだ。

 2点リードの日本は、FW永里を投入。終盤にはFW高瀬やMF上尾野辺も交代で起用する余裕も見せ、最後まで主導権を相手に渡すことなく試合を終えた。

 終わってみれば、シュート数は日本の4本に対してスウェーデンは2本。ボール支配率は60パーセントだった。

 スウェーデンのデンナビー監督は、「厳しい試合だった。我々よりも日本の方が良いチームだったということ」と完敗を認めた。
 試合開始直前に主将のMFセエルをケガで欠くことになり、本来ならセエルに代わって入るはずのフィッシャーも出場停止で使えず、三番手のM・ハンマーストロムがボランチを務めたが、「セエルの不在はチームに影響した。だがサッカーにはありうることで、それにチームとして対応しなくてはならなかったのに、できなかった。日本の方が勝利への強い気持ちを出していて、我々はそれについていけなかった」と話した。

 佐々木監督は、「ちょっとしたミスから失点したが、あれで選手たちの目が覚めた」と指摘。「特別なことはしておらず、今までやってきたことを選手たちがよくやってくれた。ボールも体も動いてよく集中していた。近年にない質の高いサッカーをやってくれたと思う。それが結果につながった」と、選手のパフォーマンスを褒めた。
 さらに、「今回の大会へはファイナリストになりたいという目標で準備してきた。そこに、ベスト4止まりだった北京オリンピック当時との違いが出た。北京では、ああいう形で失点した後は慌てていた。選手が代わる代わる活躍してくれる。ファイナリストになった選手を誇りに思う」と語った。

 7月17日の決勝ではアメリカと対戦するが、アメリカからは5月の親善試合2連戦でも連敗しており、未だ勝ち星をあげていない。決勝について訊かれた佐々木監督は、「学ぶところはたくさんあった。その相手と決勝でチャレンジできる。この上ない幸せ。私自身、決勝の対戦を楽しみにしている」と話した。

以上
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