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AFC U-19選手権中国2010 準々決勝(vs韓国)マッチレポート(10.10.11)

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U-19 日本代表  2-3(2-3) U-19 韓国代表

いよいよ来年コロンビアで開催されるU-20ワールドカップ出場権をかけた準々決勝を迎えた。相手は前回大会で同じく準々決勝で完敗している韓国。この大一番に日本は、初戦のメンバーからGKを川浪吾郎から中村隼に、FWを永井龍から宇佐美貴史をスタメンに持ってきた。
対する韓国は予想通り、33番JI DONG WONと39番JUNG SEUNG YONGの強力2トップで挑んできた。「韓国は立ち上がりから前に圧力をかけてくるだろう」という布啓一郎監督の読みどおり、韓国は2トップにすばやくボールを預け、そこに11番KIM KYUNG JUNG、13番LEE KIJEが絡んで、日本に襲い掛かった。

前半13分、左CKからのクリアボールを、MF藤田息吹が拾って高い弾道のクロスを上げると、競ったこぼれをFW指宿洋史が豪快に突き刺して、日本が待望の先制点を奪う。
これで勢いに乗った日本は、「守備に意識を働かせた」と語ったMF酒井高徳らが身体を張った守備で、韓国の速くて強い攻撃を抑えると、30分には指宿の突破からPKを獲得し、それを指宿が自ら決めて、リードを2点に広げた。

しかし、ここから悪夢のときが訪れる。直後の32分、ロングボールがゴール前に落ちると、FW33 JI DONG WONにヘッドでつながれ、最後はMF11 KIM KYUNG JUNGがGKとの1対1から蹴りこんで、1点を返される。これで一瞬にして混乱してしまった日本は、マークがずれ始め、44分、右CKからファーサイドに飛び込んだ3番KIM JIN SUがヘッド。これはDFがブロックするが、こぼれを再びKIM JIN SUが押し込んで、韓国が同点に追いついた。すると前半のアディショナルタイムには、再びロングボールの対処のまずさから、相手に絶好の位置でFKを与え、これをFW39 JUNG SEUNG YONGが直接蹴りこんで、まさかの逆転を許してしまう。

1点ビハインドになった後半、リードしても前線から激しくプレスをかけてくる韓国に対し、日本はミスが目立ち始める。それでも宇佐美を中心に、ボールを前に運ぼうとするが、韓国の堅い守備を崩すことは出来ない。
後半17分、接触プレーで負傷した酒井に代えてMF加藤大を投入する。同26分にはMF菊池大介に代えて、FW永井龍を投入。宇佐美を右サイドに、永井を前線に置いた。さらに33分には指宿に代え、FW杉本健勇を投入。交代カードをすべて使い果たし、1点を奪いに行く。39分、その永井が宇佐美からのスルーパスに反転して抜け出し、決定的なシュートを放つが、これはバーに嫌われた。

これがラストチャンスだった。試合は4分のロスタイムを経過してそのまま終了。日本は2大会連続で準々決勝で韓国に敗れ、来年のU-20W杯出場権を逃し、大会を後にした。

以上
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