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【J2:第33節 G大阪 vs 水戸】レポート:安定感抜群の攻守でG大阪が圧勝。(13.09.16)

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台風18号の影響で朝から強い雨風に見舞われたこの日の関西地方。キックオフ1時間前には激しさを増した雨風は、キックオフ時にはややおさまったものの、開始から15分を過ぎると再び強さを増し、また少しおさまって…の繰り返し。後半も同様で、雨風が強まったり、弱まったりと、不安定な天候の中で試合が進む。

前半、ゲームを支配したのはホーム側のガンバ大阪。強風の影響でロングボールが有効ではない状況も頭にいれながら、足元でしっかりと繋いで前線へとボールを運ぶ。11分、18分にはサイドを有効に使った展開からクロスボールを放り込み、ゴールをこじあけようとするが、水戸ホーリーホックの守備陣に落ち着いて対応されゴールは割れない。それでも焦れることなく落ち着いて試合を運ぶ中、先制点は20分。MF遠藤保仁による左コーナーキックをニアでMF宇佐美貴史が頭で合わせ、チームとしては4試合ぶりとなる先制ゴールを奪う。だが、その直後にはDF加地亮が右膝付近を痛めるアクシデント。これに伴い32分からは、12年の8月から12月まで水戸に期限付き移籍をしていたDF星原健太が、右サイドバックを預かることに。そのDF星原は今季、なかなか出番に恵まれず、今日の水戸戦が9試合ぶり、2度目の途中出場となったが、ピッチに立った直後から安定したパフォーマンスを発揮。要所要所で持ち前の攻撃力を示しつつ、守っても左右両サイドのバランスを考慮した堅守を展開する。

対する水戸は前半から全体的にラインが低く、守勢にまわる展開に。3バックと両サイドバックを含めた5バックで壁を築くが、20分を過ぎたあたりから、1ボランチの両脇のスペースをG大阪に効果的に使われ始め、振り回されるシーンが目立つようになる。加えて、ボールを奪っても、前線にボールを運ぶ過程で精度を欠き、決定的なシーンを作り出せない。前半終了間際にはセットプレーから、ようやくこの日2度目のシュートチャンスを見出すが、DF新里亮のシュートはGK藤ヶ谷の正面へ。今ひとつ勢いが感じられないまま、前半を折り返す。

後半も、ゲームの主導権は変わらず、1点のリードを奪ったG大阪が攻勢に試合を展開。前半同様、前線からの守備を徹底しつつ、守備ラインを高く敷いたコンパクトな陣形でボールを動かし、水戸を翻弄。テンポよく攻撃を構築していく中、49分。ゴール前中央付近でMF内田達也のパスを受けたMF阿部が、ボールを右足から左足に持ち替えつつコースをうまく作り出し、左足でコースを的確にコースを捉えたファインゴール。「勝ち切るためには次の1点が大事!」だという長谷川監督のハーフタイムの指示通り、勝利をぐっと引き寄せる追加点をものにする。

となれば、勢いは止まらない。失点を負う展開ながらなかなかテンポアップしてこない…というよりは、失点を重ねるほど意気消沈していく水戸を尻目に、G大阪は67分に途中出場のFW川西翔太が、79分にMF宇佐美貴史が加点し4−0に。そしてトドメはリーグ戦では6試合ぶりの先発出場となったMF二川孝広だ。83 分、MF宇佐美のパスカットから、MF遠藤と繋いだボールを最後はMF二川が右足できっちりコースを捉え5-0に。守っても、久しぶりにセンターバックでコンビを組んだDF丹羽大輝とDF今野泰幸がG大阪らしい強気なラインコントロールを最後まで徹底しながら無失点で試合を締めくくり、G大阪がリーグ戦では3試合ぶりとなる白星を手にした。

以上

2013.09.16 Reported by 高村美砂
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