今回のJudgementワンポイント講座のテーマは「アドバンテージ後のイエローカード」。明治安田生命J1リーグ第11節 札幌vs仙台より松下選手(仙台)のファウルをアドバンテージで流した家本主審の対応について取り上げます。20/21競技規則改正で、アドバンテージについて「反則が大きなチャンスとなる攻撃を妨害、または阻止したものであった場合は警告されない」という文言が追加されました。今回の松下選手のファウルをこれに該当する戦術的なファウルと判断、さらに札幌のカウンターが継続していることを確認しアドバンテージの対応を取りました。競技規則改正前なら警告されるケースですが、現在はこのプレーに対してイエローカードは出されません。プレーが切れた後に松下選手にきちんと直接注意を与える家本主審のマネジメント力にも注目です。