VARが再導入された2021シーズンの明治安田生命J1リーグ。VAR特有のレフェリングについて、具体的なケースをもとに学びましょう。明治安田生命J1リーグ第11節 川崎FvsC大阪より三笘選手(川崎F)のゴールシーンがその前のオフサイドの判定で取り消されたシーンを振り返ります。映像で確認すると、この攻撃の起点となった家長選手(川崎F)への縦パスがオフサイド。かなり際どい判定だったため、副審はフラッグアップせずゴールでプレーが完結するのを見届けてから旗を上げ、オフサイドとなりました。VARを用いたレフェリング特有のオフサイドディレイの一例となったシーンですが、どういったケースはディレイすべきでどういったケースはすべきでないかについて考えます。