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2016/7/29(金)11:00
石井監督(鹿島)「3度目のタイトルをしっかり獲れるように」【会見レポート】
2015Jリーグヤマザキナビスコカップ優勝チームと、コパ・スダメリカーナ2015優勝チームが対戦する『スルガ銀行チャンピオンシップ 2016 IBARAKI』。同大会の記者会見が28日にJFAハウスで行われ、鹿島アントラーズの石井 正忠監督と昌子 源選手が大会への抱負を語りました。
2013年大会以来3回目の出場となる鹿島は、過去2大会ではともに勝利を挙げており、3度目のタイトル獲得を目指して今大会に臨みます。石井監督は対戦相手であるインデペンディエンテ・サンタフェに警戒心を示しながらも「3度目のタイトルをしっかり獲れるように、これから準備をしていきたいと思います」と抱負を語りました。
一方、過去2大会では出場機会のなかった昌子は「いざ僕がこういう立場になって試合を迎えるにあたって、やっぱり楽しみの気持ちが一番大きい」と、試合を心待ちにしている様子を窺わせました。
また会見では、インデペンディエンテ・サンタフェの監督と選手のインタビュー映像も公開され、それぞれが今大会に出場できる喜びと、タイトル獲得への意気込みを示しています。
『スルガ銀行チャンピオンシップ 2016 IBARAKI』は8月10日(水)19時に県立カシマサッカースタジアムでキックオフされます。
■鹿島アントラーズ
石井 正忠 監督
「昨年ヤマザキナビスコカップを優勝してから、この大会に参加できることを楽しみにしていました。対戦相手となるインデペンディエンテ・サンタフェは、コロンビアの歴史ある強豪チームだと思います。これから詳しくチームの分析をしたいと思いますが、そういう歴史ある強豪に対して、日本を代表する鹿島アントラーズがどれだけいい試合をできるか。三度目のタイトルをしっかり獲れるように、これから準備をしていきたいと思います」
「南米のチームと戦ううえで、90分間賢く戦ってくるチームが多いという印象があるので、しっかりと相手の状況を見ながら、冷静に対応しなければいけないと思っています。コンディションの部分でいえば、日本のチームの方が良い状態で迎えられると思うので、その優位性を生かしながら、試合全体を通じて、相手チームをコントロールできるような状況にしていきたいです」
昌子 源 選手
「自分自身、南米のチームと対戦するのは初めてなので非常に楽しみにしているのと同時に、スルガ銀行チャンピオンシップは鹿島アントラーズだけでなく、日本を代表して戦う大会。しっかりと日本のクラブが強いということを証明できるような大会にしたいと思うので、いい準備をしてしっかり試合に臨みたいです」
「南米の選手はパワー溢れるプレーという印象があります。そのなかでもスピードを兼ね備えていると思うので、相手の得意な分野というか、そういうプレーに追い込まれると厳しくなってしまうのかなと思っています。まずは駆け引きから、自分の得意なプレーに追い込んで、確実に仕留めたい。自分のエリアに入ったら『俺のことを抜けないぞ』という強い意気込みでやっていかないと、1対1でも勝てないと思う。そういう意気込みで挑みたいなと思います」
「2012年、13年の時はメンバー外で、スタンドの上から見てたんですけど、すごいうらやましいなという思いはもちろんありましたし、自分がどうしてもプレーにかかわれない立場だったので、サポーターと一緒の目線で試合を見てました。当時レギュラーで出た選手も苦戦していたのを見ると、いざ自分がこういう立場になって試合を迎えるにあたって、やっぱり楽しみの気持ちが一番大きい。2012年、13年に出場できなかった分を、2016年にぶつけられたらいいかなと思っています」
■インデペンディエンテ・サンタフェ
グスタボ コスタス 監督
「この大事な大会にサンタフェが代表として出場できることは本当に誇りで、嬉しいことです。チャンピオンとしてのレベルを知るうえで素晴らしい機会です。日本に行き、大会に出場する権利を勝ち得ることができて良かったです。カップを持ち帰るためにすべてを出しきり、王者として、サンタフェのサポーター、またコロンビアのすべての人に喜びを届けられるよう、戦います」
オマル ペレス 選手
「スルガ銀行チャンピオンシップはコロンビアで誰も手にしたことのない大会ですし、この大会をモチベーションにやってきました。コパ・スダメリカーナで勝ったからこそ、獲得できた出場権です。絶対に勝ちたいですし、南米王者としてとにかく勝利を目指します。南米で勝った結果としてアジアでプレーできることは素晴らしいですし、クラブにとって大きなこと。このような有力なチームと対戦できることは私たちの歴史が間違っていないことを示しています。必ず勝ちたいです」
■公益財団法人 日本サッカー協会 田嶋 幸三会長
今年はインデペンディエンテ・サンタフェがコパ・スダメリカーナ覇者として出場しますが、日本のクラブのなかで、この大会で優勝する難しさを一番知っているのはアントラーズではないかと思います。ジーコのスピリットがアントラーズに注入されているのだと思います。毎年感じることですが、南米はどのチームも本気で来ます。日本の代表として全力で戦い、ぜひ勝利をもたらしてほしいと願っています。
■スルガ銀行株式会社 岡野光喜 代表取締役会長 兼 CEO
今年で9回目を迎えるスルガ銀行チャンピオンシップは、ワールドクラスのプレーが見られる大変貴重な機会となっています。2008年よりスタートし、ここまで5勝3敗と日本勢が勝ち越しています。Jリーグの代表として、監督・選手のみなさんには、熱き思いでぜひとも国際タイトルを獲得してほしいと思います。