V川崎を下した横浜Mが初優勝。
サントリーシリーズで優勝した横浜Mが、ニコスシリーズを制し、リーグ戦3連覇を狙うV川崎とチャンピオンシップで対峙した。第1戦をビスコンティのゴールで1-0とものにした横浜Mは、第2戦でも井原正巳のゴールを守り抜き、1-0で勝利。2試合トータル2-0とし、悲願のリーグ制覇を成し遂げた。
ベンゲル監督率いる名古屋が躍進。
ストイコビッチがMVPを受賞。
過去2年のJリーグでは低迷していた名古屋だったが、フランス出身の名将がチームを蘇らせた。就任当初は結果を出せなかったが、徐々にそのスタイルを浸透させ、サントリーシリーズで4位と躍進。ニコスシリーズでは優勝争いに絡み、2位と飛躍を遂げている。チームの中心を担ったストイコビッチの存在も大きく、“ピクシー”は優勝チーム以外で初のMVPに輝いた。
福田正博(浦和)が日本人初の得点王に。
ラモン・ディアス、オルデネビッツと2年連続で外国籍選手が得点王に輝いていたが、Jリーグ3年目のこの年、初の日本人得点王が誕生した。浦和のエースに君臨した福田正博は開幕からゴールを量産し、チームの躍進を牽引。50試合で32ゴールを叩き込み、トップスコアラーの栄誉を手にした。得意のドリブルからフィニッシュを見舞うだけでなく、“職人”と呼ばれるほど、PKでの得点も多かった