# 413票を集めた「食関連」。勝負を挑む所がサッカー選手と似ている?!
もしJリーグがなかったら、現在、Jリーグでプレーする選手たちは、どのような職業に就き、どのような人生を送っていたのでしょうか。「もしJリーグがなかったら~現役選手編~」企画の第4話となる今回は、13票を集めた『食関連』の仕事と答えた選手たちを紹介していきます。
Food
食関係
『食関連』といっても多岐に渡るため、その職業は様々ですが、「農業」と回答したのは、西川周作(浦和)、後藤優介(大分)、鈴木淳(福岡)の3選手でした。
西川は「地元である大分県宇佐市が大好きなので、サッカー選手でなければ地元を離れていないと思います」と地元愛を語り、「お米が大好きなのでお米農家として生活していきたい」とその理由を説明。「この前も娘を埼玉県の田植え体験に連れていきました」と、貴重なエピソードも明かしてくれました。 後藤と鈴木は家族の存在を挙げています
父がしているのを見て。自分もできるようになりたいと思ったから
妻の実家が農家なので、その時の仕事を止めて農家に転身していたと思う
「漁師」と答えたのは、小笠原満男(鹿島)と 大森晃太郎(FC東京)の2選手でした。より本気度が高かったのは大森で、「漁師とサッカー選手というのは似ている部分があると思っています。サッカー選手がどんな試合でも勝つことを目的とし、ゴールを決めなければ誰からも評価がされないように、漁師は魚が獲れなければ意味がありません。実は釣りをやった事は無いのですが、そういった勝負を挑む感じが自分に合っていると思っています」と、サッカーとの共通項を挙げながら、熱く漁師の魅力を語ってくれました。 小笠原は「自分と自分の家族が食べられるだけの仕事をして、後はぼーっとしていたと思う」と、漁師になった自分をイメージしていました。
三浦弦太(G大阪)、稲垣祥(広島)、岸田翔平(大分)、朴利基(琉球)の4人は「シェフ・料理人」と回答。稲垣と岸田はともに「かっこいい」というのがその理由で、
いろんな人のためにおいしい料理を作ってあげたい
というおもてなしの想いも備えていました。
三浦は「先生」と答えていたものの、「いろんなことをやってみたいと思っていました」とチャレンジ精神旺盛で、「料理を作る仕事とかも面白そう」という回答も寄せられています。
一方で朴は「料理が好きだから」というストレートな理由で、「毎日料理を作って楽しい人生を送っている」と、充実した生活を思い描いていました。
料理人のなかでもより具体的だったのは、菅和範(栃木)と遊馬将也(秋田)。菅は「うどん屋」、遊馬は「寿司屋」で、その理由はともに「好きな食べ物だから」。とはいえ、ただ好きというだけでなく、偶然にも2選手ともに「人の喜ぶ顔を見て生活していた」と答えており、食べ物のジャンルは異なるものの、「人のために」という同じ想いを抱いているのが、印象的でした。
珍しい回答だったのは、林友哉(讃岐)の「うなぎの加工職人」。「父親の会社」というのが理由で、「毎日、朝8 時に出勤していた」と、具体的な生活をイメージしていました。 富田康仁(沼津)は「魚関係の仲卸業」。こちらも「実家の仕事」がその理由で、「夜中に起きて魚を競り落としている」と、もしもJリーグがなければ、林よりもさらに早起きな生活が待っていたようです。
第5話となる次回は、『ビジネスマン』と答えた選手たちを紹介します。