# 2「保育士」、「トレーナー・インストラクター」、「サッカーの指導者」と回答したのは…?
もしJリーグがなかったら、現在、Jリーグでプレーする選手たちは、どのような職業に就き、どのような人生を送っていたのでしょうか。「もしJリーグがなかったら~現役選手編~」企画の第2話となる今回は、各チームの選手たちに答えてもらったアンケート結果の中で、最も多かった『先生・指導者・インストラクター』編の「保育士」、「トレーナー・インストラクター」、「サッカーの指導者」を紹介。
それぞれの回答結果は以下の通り。
Instructor
保育士・トレーナー・インストラクター・サッカーの指導者
保育士を選んだ理由は「子どもが好き」
「学校の先生」に次いで多かった「保育士」と回答したのは、福森晃斗(札幌)、小林竜樹(群馬)、齊藤隆成(藤枝)、池元友樹(北九州)の4人。
とにかく子どもが好きだから
という意見をはじめ、齊藤、池元も「子ども好き」がその理由でした。
早起きして登園して、運動会、発表会の準備や、子どもたちと過ごす時間を楽しみ、大変さの中にも充実感を持っていたと思う
と、具体的に保育士になった場合のイメージを持っていたり、
子どもとお母さんからモテモテ
と、「もしもの世界」の妄想(?)を膨らませている選手もいました。
珍しいのは小林。実家が幼稚園というレアケースで
自分の実家が栃木で幼稚園をやっていて、もしプロになっていなかったら、学校を卒業後そのまま幼稚園の先生になっていたと思うから
と、その理由を説明してくれました。
「スポーツに関わる仕事がしたかった」という選手たちは、トレーナー・インストラクターと回答
「トレーナー・インストラクター」と答えたのは、蜂須賀孝治(仙台)、橋本拓門(福島)、瀧澤修平(琉球)の3人でした。
スポーツに関わる仕事がしたかったから。また自分自身、筋トレが好きだから
体を動かすのが好きで、勉強が苦手だったので、スポーツに関わる仕事につきたいと思っていたから
と、その理由を答えています。
より本格的なのは瀧澤で、
人間の身体や運動、栄養などの分野に興味があり、大学でもそのような分野で学んでいたので、卒業後どこかで働くか、専門に通っていたと思う
と、実際にプロになれていなければ、その道に進んでいた可能性があったとのこと。
プロではなくてもサッカーが身近にある生活を希望
「サッカーの指導者」と答えたのは中村憲剛(川崎F)と富所悠(琉球)。
Jリーグがなくてもサッカー関係、指導者を目指している。
もちろんそれだけでは生活できないので、普通にサラリーマンになって満員電車に乗っている。
普通に働いて、平和な生活を送ることができれば、幸せかなと。それはそれで楽しい生活を送っていたと思う
と、現実を見据えつつも、Jリーグがなくても幸せな日々があったはずだと想像しています。
「兄貴がコーチをやっているから」という理由の富所も、
サッカーを見て、違う方向からサッカーを楽しんでいた
と、身近にサッカーのある日常をイメージしていました。
第3話となる次回は、2番目に多かった『他スポーツ選手』と答えた選手たちを紹介します。