卓越した足元の技術と優れた反射神経を持ち合わせたゴールキーパー。柏の下部組織時代は「柏史上最高傑作のGK」と呼ばれた逸材。

各年代の日本代表に選出されるなど国際経験が豊富で、「2011 FIFA U-17ワールドカップ」ではグループリーグ初戦のジャマイカ戦、決勝トーナメント1回戦のニュージーランド戦で完封するなど、チームのベスト8進出に大きく貢献した。しかし、トップチーム昇格後は度重なる怪我や菅野 孝憲（現京都）という絶対的な存在もあり、出場機会を得ることができない日々が続いた。

転機が訪れたのはＪ２福岡への期限付き移籍を果たした2015シーズン。序盤こそ控えに甘んじたものの、7月以降はレギュラーに定着。9月以降は出場したリーグ戦全12試合のうち9試合で完封するなど、チームのＪ１昇格プレーオフ進出に大きく貢献すると、Ｊ１昇格プレーオフでもビッグセーブを連発し、クラブを5年ぶりのＪ１復帰に導いた。

2016シーズンからは柏へ復帰。正ゴールキーパーとして最後尾に君臨している。U-23日本代表では櫛引 政敏（鹿島）と守護神の座を激しく争っている。