サッカー界と産業界、それぞれの立場で社会貢献やダイバーシティに取り組む約50名のメンバーが2月9日、JFAハウスに集まり、はじめての交流を持ちました。
交流の前半戦は、一般社団法人経営倫理実践研究センター(BERC)の合同研究会。サッカー界から 村松 邦子 氏(Jリーグ理事)、小野 博信氏(ヴァンフォーレ甲府)、近藤 伸一 氏(浦和レッズ)、野田 朱美 氏(JFA女子委員会)、松田 薫二 氏(JFAグラスルーツ部)の5名がゲストスピーカーを務め、日頃の地域貢献活動や今後のビジョンについて説明しました。
Jリーグ村井 満チェアマンをはじめサッカー関係者も数多く聴講に訪れたほか、報道関係者にも公開され、サッカー界が取り組む地域貢献活動の現況に熱心に耳を傾けました。
合間の「ハーフタイム」に日本サッカーミュージアムの視察を挟んだ後、後半戦は懇親会が行われ、リラックスした雰囲気の中、互いの親交を深めました。出席者を前にBERC上席研究員の小山 嚴也 氏(関東学院大学 教授)は「産業界、スポーツ界、大学がばらばらで動くよりも、一緒になれば、足し算を超えた大きな効果が生まれる」と発話されました。
いくつかのJクラブではすでに企業や大学を巻き込んだホームタウン活動を実施しています。その連携がもっと実り多いものになるためのカギは何か。サッカー界がBERCとの交流を深める中で、新たな試みが生まれることが期待されます。