本文へ移動

柏の連勝記録はどこまで続く?下位に沈む“オレンジ対決”にも注目だ【プレビュー:明治安田J1 第15節】

2017年6月16日(金) 18:50

柏の連勝記録はどこまで続く?下位に沈む“オレンジ対決”にも注目だ【プレビュー:明治安田J1 第15節】

柏の連勝記録はどこまで続く?下位に沈む“オレンジ対決”にも注目だ【プレビュー:明治安田J1 第15節】
クラブ新記録の9連勝を目指す柏はアウェイで甲府と対戦。柏のエース・クリスティアーノは古巣との一戦に

代表ウイークを挟み、2週間ぶりの開催となる明治安田生命J1リーグ。今節は優勝争いを左右する重要なカードが目白押しとなった。

前節、浦和を撃破し首位の座を守った柏は、アウェイで甲府と対戦。守護神の中村 航輔を軸とした堅守と、クリスティアーノらが躍動する攻撃陣の歯車がかみ合い、向かうところ敵なしの8連勝を達成した。試合を重ねるごとに自信が備わってきている印象で、今節も強者の戦いを見せつけるはずだ。対する甲府を率いるのは、かつて柏を指揮した吉田 達磨監督。柏の選手たちの特徴を把握しているだけに、いかなる対策を施してくるか。現在5試合勝利なしと苦しい戦いが続くが、相手をよく知る指揮官の采配が大きなカギを握りそうだ。

4連勝と2位につけるC大阪は、ホームに清水を迎える。前節は新潟に4ゴールを奪っての快勝と、堅守に加え攻撃面にも迫力が生まれてきた。中盤の軸を担うソウザを出場停止で欠くのは痛手だが、代表戦で負傷した山口 蛍は順調な回復を見せており、今節のピッチに立つことが濃厚。5連勝を目指し、攻守に勢いのあるサッカーを展開するだろう。一方の清水は8試合勝利がなく、現在は2連敗中と苦戦。降格圏が背後に迫るなか、これ以上の連敗は許されないだろう。昨季、同じJ2で戦ったライバル対決を制し、浮上のきっかけを見出したいところだ。

神戸vsG大阪のダービーも注目。この一戦で遠藤はJ1通算550試合出場の偉業達成なるか
神戸vsG大阪のダービーも注目。この一戦で遠藤はJ1通算550試合出場の偉業達成なるか

3位のG大阪は神戸との“関西ダービー”に挑む。前節は磐田に0-3と完敗。巻き返しを狙うなか、今節は代表戦で負傷した井手口 陽介が不在と、ベストの陣容で臨むことはできない。一方の神戸も岩波 拓也、高橋 秀人ら主力に怪我人が相次いでおり、こちらの台所事情も苦しい。ともに状態はいいとは言えないなか、求められるのが救世主の存在。隣県のライバル対決を制し、上位に踏み止まるのは果たしてどちらのチームか。

FC東京vs横浜FMの一戦も、面白い戦いが期待できる。前者は3戦負けなし、後者は4戦負けなしと調子を上げるなか、カギを握るのは両ストライカーの存在。ここまで6得点の大久保 嘉人か、5ゴールを挙げるウーゴ ヴィエイラか。両チームのエースのパフォーマンスが、勝敗を分かつポイントとなるだろう。

鹿島はホームに札幌を迎える。前節は、大岩 剛新体制下で広島に快勝。その良い流れを今節にもつなげたいところだ。ペドロ ジュニオール、金崎 夢生ら怪我人も続々復帰してきており、チームの状態は間違いなく上がってきている。連勝を実現し、上位争いに踏みとどまれるか。札幌は4連敗中と状態は深刻。この間わずか1得点と、攻撃陣の不調が気がかりだ。4月30日の磐田戦以来得点がない、エースの都倉 賢が意地を見せられるか。そのパフォーマンスに注目したい。

浦和はホームに磐田を迎える。10番を背負う両チームのレフティーが違いを生み出せるか
浦和はホームに磐田を迎える。10番を背負う両チームのレフティーが違いを生み出せるか

ここ5試合でわずかに1勝と苦戦が続く浦和は、今節も厳しい戦いとなるかもしれない。対戦相手は前節、G大阪を撃破した磐田。スカウティング能力に長ける名波 浩監督が徹底した浦和対策を敷いてくることが予想されるからだ。前節、浦和は柏の堅守を崩せずに0-1と敗戦。攻撃の選択肢が足りず、相手の対応を楽にしてしまった。そんななか序盤戦の快進撃を支えたラファエル シルバが復帰したのは好材料。スピードとシュート技術に長けるこのストライカーが、浦和に勢いを吹き込むキーマンとなるだろう。対する磐田は粘り強い守備からの鋭いカウンターで好機を窺うだろう。フィニッシュ役を担う川又 堅碁が重要な役割を担いそうだ。

川崎Fはホームに広島を迎える。前節は横浜FMに0-2と完敗。同県のライバル対決に敗れたダメージは決して小さくないだろう。とはいえ、怪我で離脱していたエウシーニョが復帰したのは好材料で、エネルギッシュなプレーを身上とするこのサイドアタッカーが、この試合のカギを握りそうだ。一方の広島はなかなか浮上の兆しを見いだせず、16位と降格圏に沈む。そんななか先日、守備の要である塩谷 司の電撃移籍が決定。チームはさらに苦しい状況に追い込まれている。前節は鹿島に敗れたものの、後半は主導権を握るサッカーができていただけに、その良い感触を今節にもつなげられれば、アウェイとはいえ互角の戦いを演じられるはずだ。

新潟vs大宮のオレンジ対決は裏天王山に。新監督のもと、浮上のきっかけをつかむのは果たしてどちらか
新潟vs大宮のオレンジ対決は裏天王山に。新監督のもと、浮上のきっかけをつかむのは果たしてどちらか

2連勝と調子を上げてきた仙台は、アウェイで鳥栖と対戦。さらなる浮上を実現するためにも、今節は重要な一戦となる。絶好調のクリスランがゴールを奪えるか。頼れるエースの活躍が3連勝を実現するためのポイントとなる。怪我人が目立った鳥栖も徐々に調子を上げており、上位浮上への光明が見えてきた。得意のホームゲームで、手応えをつかむ一戦を実現したい。

17位の大宮と18位の新潟の一戦も、熱い戦いが見られそうだ。ともに監督交代に踏み切るも、好転のきっかけは見いだせていない。2勝2分10敗、勝点8で並ぶ両者の激突は、同じオレンジをチームカラーとするなど共通項は多い。注目の一戦を制し、復調のきっかけを掴むのは、果たしてどちらのオレンジか。

■各試合の見どころをチェック
鹿島vs札幌
川崎Fvs広島
甲府vs柏
新潟vs大宮
C大阪vs清水
神戸vsG大阪
鳥栖vs仙台
FC東京vs横浜FM
浦和vs磐田

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP