JリーグYBCルヴァンカップは、今年よりふたつのレギュレーションの変更があった。ひとつは21歳以下の選手の出場の義務化。もうひとつがプレーオフステージの導入だ。
これまでグループステージは上位2チームが自動的にノックアウトステージに進出できたが、今大会では各グループの1位チームのみ。残りの2枠を、Aグループ2位とBグループ3位、Bグループ2位とAグループ3位チームが、ホーム&アウェイ方式によるプレーオフステージで争うことになる。
「3チームが絡めるルールになれば、混戦になって、最後の最後まで緊張感のある試合が継続できると考えられます」と、原 博実Jリーグ副理事長が開幕前に語っていた通り、今大会では最終節までノックアウトステージ進出チームが決定しない状況となっている。
昨年までのレギュレーションであれば、Aグループでは仙台、BグループではC大阪の突破がすでに確定している状況だが、実際は最終節の結果を受けて、プレーオフステージに回るケースが考えられる。逆に現在4位の札幌(Aグループ)と広島(Bグループ)は、すでに敗退が決まっている状況だったのだが、最終節まで可能性を残すことができている。
最終節のカードを見れば、6試合中5試合が、ノックアウトステージ、あるいはプレーオフステージ進出のかかる試合となった。果たして、どのような結末が待ち受けるのか。最終節の戦いから目が離せない。
■GS 第7節 各試合の見どころ
札幌vs柏
清水vsFC東京
磐田vs大宮
横浜FMvs広島
甲府vs鳥栖
新潟vs神戸