【大宮 2-1 京都】
1年でのJ1復帰を目指す大宮が、ホーム2連勝を飾った。
開始早々に与えたPKはGK加藤順大がセーブして難を逃れるが、その後も相手のペースで試合は進む。前半はシュート1本に抑えられ、ゴールの雰囲気が漂わないまま前半を折り返した。
先制点が入ったのは54分。CKの流れからDF河本裕之がドリブルを仕掛けてPKを獲得し、これをMFカルリーニョスが決めた。67分にCKをFW大黒将志に頭で合わせられて同点に追い付かれるも、最大の見せ場は終了間際に待っていた。DF渡部大輔のクロスを、前線に残っていた河本が打点の高いヘディングで合わせ、劇的なゴールを奪取。苦しみながらも勝点3を獲得した。
【讃岐 1-0 磐田】
ホームの讃岐が見事な戦いを見せて磐田を下した。開幕戦で対戦した大分に続き、昇格候補と見られるチームからまたも勝利を手にした格好だ。
勝利の要因となったのが組織的なディフェンスであることはいうまでもない。相手にボールを持たれた中でも集中力を維持。守りからリズムを作ると、31分にセットプレーから先制点を奪う。ペナルティアーク付近で獲得したFKを、MF沼田 圭悟が左足で直接決めた。この日のホームチームの出来を考えれば、白星を手にするには1点で十分だったのかもしれない。
対する磐田は、強力な攻撃陣が完璧に封じられ、訪れたチャンスも決め切れず。連勝を止められてしまった。
【長崎 2-0 北九州】
堅固な守備組織を敷く北九州に対し、長崎がパスを回してチャンスをうかがう展開に。好機が生まれないまま時間が経過したものの、37分に先制に成功。右サイドからDF李栄直が右足でクロスを供給すると、FWイ ヨンジェがヘディングでうまく合わせてループシュートを放った。
後半も主導権をつかんだホームチーム。68分には、MF梶川諒太のパスに反応したMF花井聖が地をはうようなミドルシュートを放ち、勝負を決める2点目を挙げた。攻撃陣の好調さに守備陣も呼応するかのように好パフォーマンスを披露。2戦連続となる完封を達成し、連勝を飾った。