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住永(日本高校サッカー選抜)「一人ひとりにとってすごくいい経験になった」【試合後コメント:NEXT GENERATION MATCH】

2017年2月18日(土) 13:39

住永(日本高校サッカー選抜)「一人ひとりにとってすごくいい経験になった」【試合後コメント:NEXT GENERATION MATCH】

住永(日本高校サッカー選抜)「一人ひとりにとってすごくいい経験になった」【試合後コメント:NEXT GENERATION MATCH】
「一人ひとり、長所を場面場面で出せた」と語った住永(右)

18日に行われた「NEXT GENERATION MATCH」で、日本高校サッカー選抜がU-18Jリーグ選抜に4-0で勝利しました。

試合後の両チーム選手・監督コメントです。

■黒田 剛監督(日本高校サッカー選抜)
「まず、このようなスタジアム、素晴らしい環境で選手にサッカーをやらせてあげることができたということをうれしく思います。一昨日集合し、昨日が練習ということで2回のトレーニングでのゲームでしたが、お互い同じ条件の中で先にチームというものに組織化すること、これに関してはおそらく日頃、高校の各監督に厳しく言われていることなので、割と話していることは浸透しやすいのかなというイメージを持って、組織を確立していきました。ゲームコンセプト、プランはまだまだ浸透していないところはありますけど、全員で体を張って守備をするところ、ゴール前に侵入されないことはしっかりやってくれたかなと思います。

細かいコンビネーション、グループでの崩し、シュートまでのフィニッシュのところ、まだまだ先が長いので一つ一つ詰められるよう練習していきたいです。

このような上手な、未来ある選手たちと一緒にゲームができたことをすごくうれしく思いますし、選手たちもいろんな意味でこれが修行になることだと思いますので、この機会から更に世界でも活躍できるように、それぞれのチームでがんばってほしいと思います」

Q 両監督にお伺いします。Jユースと高校のチームの力関係はどのようになっていると思いますか?
「昨年のチャンピオンシップ、今回の選手権で結果として優勝したが、今の時代はJユースにかなり良い選手が集まり、かなりクオリティの高い試合ができています。もちろん、我々もそれを見習い、たくさん勉強させてもらっています。

ただ、違うのはともに過ごす時間だったり、規律、マナー、いろんなものを積み重ねたベースにサッカーを乗せていることです。方向は一緒でもベースが違うと思うので、積み上げているものに自信をもって戦うこと、それが将来にすごく重要だと思っています。まず、そこをきっちり確立した上で、サッカーで大いに戦えるスキルを身に着けていくことを重んじてやっています。高校チームはそういう集団なので、勝ち負けはありますが、我々は我々の方向で育成に重きをおいてやっていきたいと思っています。Jユースはパス&コントロールで素晴らしいスキルがありますし、切磋琢磨し合って、お互いが相乗効果で成長していければいいなと思っています」

 

■住永 翔(日本高校サッカー選抜)
「このような素晴らしい環境でプレーできたのは、一人ひとりにとってすごくいい経験になったと思います。4-0という結果については、途中から入った選手が自分が何をすべきか考えてプレーしたことで得点が生まれたと思います。4得点を決められたこともそうですけど、まずはゼロに抑えられたこと。GK、バック陣を含めて、しっかりとゼロで抑えられたことはひとつの評価につながるのかなと思います。一人ひとり、長所を場面場面で出せたと思うので、そこをもっと磨きをかけていきたい。ヨーロッパに行ったら、もっと身長の高い選手、速い選手がたくさんいると思うので、予測してしっかりイメージしてトレーニングしていきたいと思います」

Q 住永選手にお伺いします。昨日、黒田監督が久保選手の対策はあると言っていましたが、実際に無得点に抑えました。言っていたことができたと感じていますか?
「やってみて、左足の技術だったり、体の使い方だったり、ボールの置き位置はすごく上手でした。もうすこしボールが入る前に寄せたり、ボールを持たせる時間が少し長かったと思うので、もう少しアプローチを早くして、簡単に仕事をさせないことをしたかったですけど、試合の流れの中では久保選手だけをずっと見ているわけにはいかないので。

ゼロに抑えたのは良かった点かなと思いますけど、もっと仕事量を減らす作業というのを自分だけでなく、チームとしてやらないといけなかったなと思っています」

■鳥海 芳樹(日本高校サッカー選抜)
「得点シーンは合わせるだけでした。頭で決めたことはあまりないですね。監督からは守備のプレッシングを強くいけと言われていたので、特にそこを意識してやっていました。これまでの対戦成績が五分五分だったので、結構プレッシャーはありましたが、快勝できたのは今後のドイツ遠征に向けても自信になったと思います」

「Jリーグ選抜は足下の技術がすごくあるので、そこを出させる前にプレスで寄せるのが今日のコンセプトでした。そこが上手くできたので勝利につながったんだと思います。正直、もっと均衡すると思っていたんですけど、守備がしっかり耐えて、攻撃が決めるところを決められたのが大勝できた要因だったと思います」

「Jリーグ選抜に負けるのも、年下に負けるのも嫌だったので、そこは共通意識としてみんな持っていたと思います。向こうのほうが注目度は高かったし、監督も勝ちにこだわっていたので、勝てて本当に良かったです」

■佐藤 一樹監督(U-18Jリーグ選抜)
「素晴らしい機会をいただき、歴史のあるこういう試合の中で、結果は0-4ということになりましたが、選手たちは今あるコンディション、与えられた状況の中で一生懸命戦ってくれたかなと思います。点を取られた原因ははっきりしていますし、逆に点をを取らせてあげられなかったことは、彼らの将来を考えた時にしっかりと向き合っていかないといけないと思います。ただ、みんなは前向きに、出た選手はチームのコンセプトをを守ってやってくれましたし、個々が自分の良さを出そうとしてくれたと思います」

Q 両監督にお伺いします。Jユースと高校のチームの力関係はどのようになっていると思いますか?
「私もバリバリの高体連出身で、U-18Jリーグ選抜の監督をやっていますが、もはや高校、クラブと言っている時代はもう終わっていると思います。今、黒田先生が言われたような人間教育、集団のあり方など高校のチームに見習うところがすごくあって大事だと私も理解しています。Jユースのクオリティというのもあると思いますので、高体連だから、Jユースだから、となりがちですけど、私たちはそう思っていなくて、サッカー選手として大事なのは人としてのパワーであったり、そういったものです。ただ、高校の方がそういったものに対する歴史、たくましさがあります。Jユースは、そういったものを持っていないと将来的にたくましい選手になっていかないと学んでいる最中で、今はその垣根がなくなってきているのかなと思っています。あとは勝つことも大事ですけど、それぞれが将来性豊かな選手なので、より個にフォーカスしして、どういう人間に育っていくか、より個々に対してしっかりとアプローチしているのがJユースの方なのかなと私は考えています」

 

■橋岡 大樹(U-18Jリーグ選抜)
「こういった大舞台でやらせていただき、感謝しています。0-4の大差で負けたのは本当に悔しいですが、みんな自分の特徴は出せたと思います。ただ一歩、高校選抜に及ばなかったと思うので、来年の後輩に託して、来年は絶対に勝ってほしいです」

Q 橋岡選手にお伺いします。この試合後にFUJI XEROX SUPER CUPでトップチームの浦和レッズの試合があります。サポーターの見守る中の試合になりましたが、自分のプレーの評価をお願いします。
「この後に浦和と鹿島の試合があって、すぐ近くにレッズがいるということで、前々からやってやるという風に思っていましたが、自分のプレーとしては失点に絡みましたし、0-4というDFラインからすると思い4失点をしてしまいました。ただ、ゼロに抑えられなくて悔しいですけど、いいところも出せたと思うので、課題も含めてしっかり努力して、レッズなどのもっと大きい舞台でやれるようにもっとがんばっていきたいと思います」

■藤本 寛也(U-18Jリーグ選抜)
「前半は高校選抜にボールを握られる時間が多かったんですけど、そこでしっかりと耐えることができていればよかったです。後半はチャンスが増えたんですが、僕たちは決めきれず、向こうはしっかりと決めてきた。そういう部分でも高校選抜のほうが上回っていたと思います」

「後半の立ち上がりに失点してしまったのが、特に痛かったですね。自分たちが先に取っていれば、試合展開は変わっていたと思います。個人的にも、後半ボランチに移って、ボールに触る回数も増えたし、前線に供給できる回数も増えたと思います」

「ただ何回かいいパスは出せたんですけど、裏へのボールをGKに処理された場面もあった。そこの対応が上手い選手だと分かっていたんですが、もう少し頭に入れながらやれれば良かったです。これからチームに戻って、結果を出しながら、またこういったところに呼ばれる機会を増やしていきたいです」

NEXT GENERATION MATCH 試合データ

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