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清武 弘嗣(C大阪)「サッカー選手として一番いい時期に、Jリーグでプレーできるのは嬉しい」【特別インタビュー】

2017年2月13日(月) 10:32

清武 弘嗣(C大阪)「サッカー選手として一番いい時期に、Jリーグでプレーできるのは嬉しい」【特別インタビュー】

清武 弘嗣(C大阪)「サッカー選手として一番いい時期に、Jリーグでプレーできるのは嬉しい」【特別インタビュー】
スペインでの半年間に何があったのか?そして新シーズンにかける想いとは?C大阪に復帰直後の清武に、話を訊いた。

清武 弘嗣が、4年半ぶりにJリーグの舞台に戻ってきた。

ドイツで実績を積み、昨夏に世界最高峰のスペインリーグに足を踏み入れたものの、清武に待っていたのは、試合に出られないという苦しい日々だった。

スペインでの半年間に何があったのか?そして新シーズンにかける想いとは?C大阪に復帰直後の清武に、話を訊いた。

――セビージャでの6か月間を改めて振り返ると?
「そうですね。結構、辛かったし、厳しかったですけど、スペインには乾(貴士)くんがいたし、ドイツにも日本人選手はたくさんいる。プレミアもオカちゃん(岡崎 慎司)がいたし、苦しい中でも、いろんな人が助けてくれながら、半年間やって来たっていうのはあります」

――当然、その状況を何とかしようと考えていたと思いますが、今回日本に復帰したというのは相当の覚悟だったのでは?
「もちろん、自分にとって大きな決断でした。まだヨーロッパでできるだろうと言ってくれる人もいたし、Jリーグに帰ってきてくれて嬉しいと言ってくれる人もいる。でも自分が決めたことなので、まったく後悔はないですし、また日本で、セレッソでプレーできるということを考えると、すごく嬉しい。その想いをピッチでしっかり表現できるように、頑張りたいと思います」

――もっとこうしておけば良かったという想いはないですか?
「ないですね。別に諦めていたわけではないですよ。でも、セビージャの選手の質は、出られなくてもしょうがないというくらいのレベルだったので、チームの調子がいい中で、『俺が出たほうがいい』とは思えなかったんです。いいサッカーしていたし、本当にいい選手がいる。もちろん、試合に出たらやれる自信もありましたし、諦めてはいなかったけど、出られないことに納得している自分はいました」

――ドイツとはレベルが違った?
「違いましたね。スペインは下位のチームもそこそこ強いんですよ。ボールを持てるチームが多いですし。俺の感覚では、そういう選手をリーグ全体が求めているんだなと感じました。ドイツはより強かったり、大きい選手が求められるのかもしれませんけど、スペインは技術のレベルが本当に高かったですね」

4年半ぶりにJリーグの舞台に戻ってきた清武。「ひとつでもタイトルを獲りたい」と意気込みを語った。
4年半ぶりにJリーグの舞台に戻ってきた清武。「ひとつでもタイトルを獲りたい」と意気込みを語った。

――戻ってくることに、ネガティブな意見もあったかと思います。
「たしかに今は、ヨーロッパでプレーすることがすべてというような風潮になっていますけど、僕は日本人なんで、いつか日本に戻りたいという想いはありました。それがどのタイミングかは分からなかったですけど、今回、いろんなことが重なって、今が帰る時なんだなと。そこは自分で決めたことなので」

――移籍会見でも、「良い時期に日本に帰りたかった」と言っていましたね。
「それは前からずっと思ってました。向こうに行くたびに、次はいつ日本に帰るのかなって思ってましたから。27、28歳くらいのサッカー選手として一番いい時期に、Jリーグでプレーできるというのは嬉しいですね」

――C大阪ではどういったプレーを見せたいですか?
「ゴールに直結するプレーは期待されていると思いますし、献身性、犠牲心を持ちながらプレーしていきたい。ユン(ジョンファン)さんが掲げている9位という目標をまずは考えながら、より上の順位に行きたい。いくつか大会がありますし、そのなかでひとつでもタイトルを獲りたい気持ちもあります。ワクワクさせられるようなプレーを見せたいですし、勝負にこだわって頑張りたいと思います」

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