FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016は18日に、決勝と3位決定戦の試合が行われ、ヨーロッパ王者のレアル・マドリードが決勝で鹿島アントラーズを4-2で下して2年ぶりのクラブW杯制覇を果たした。
試合が動いたのは9分、ルカ モドリッチのシュートのこぼれ球をカリム ベンゼマが押し込んでレアル・マドリードが幸先良く先制する。しかし、前半終了間際に鹿島は、土居 聖真のクロスを受けた柴崎 岳が左足ボレーを叩き込み1-1の同点で前半を折り返すと、52分に再び柴崎が左足のミドルが炸裂。一時は逆転に成功したものの、60分に自陣エリア内でファールを取られてレアル・マドリードにPKの判定。これをクリスティアーノ ロナウドに決められ同点とされてしまう。その後の攻撃を食い止めて終盤にチャンスを作ったものの、追加点が奪えず。勝負の行方は延長戦に突入する。
延長に入って98分、一瞬の隙を突かれてクリスティアーノ ロナウドに勝ち越し弾を許すと、104分にもロナウドにこの日ハットトリックとなる4点目を決められて勝負あり。死力を尽くした鹿島であったが、ヨーロッパ王者の前に2-4で惜敗。準優勝で大会を終えている。一方のレアル・マドリードはエースのロナウドが4得点を挙げて大会得点王に。2年ぶりのクラブ世界一に花を添えている。
なお、決勝の前に行われた3位決定戦は、南米代表のアトレティコ・ナシオナルがPK戦の末にクラブ・アメリカを下し、3位に輝いた。
■試合データ
レアルマドリードvs鹿島
クラブアメリカvsアトレティコナシオナル