明治安田生命J3リーグは天皇杯開催により、8月6、7日に第20節を終えると、13日に順延となっていた第5節の富山vs鳥取と鹿児島vs相模原の2試合を消化し、およそ1ヶ月間の中断期間に入った。そのため8月は各チーム1、もしくは2試合を消化したのみで、リーグの勢力図に大きな変化は生まれていない。
トピックスがあったとすれば、栃木の連勝が10でストップしたことだろう。終了間際の失点でF東23と1-1で引き分け、第10節から続いていた連勝記録が止まっている。もっとも首位の座は安泰で、順延試合をこなし、消化試合数が同じとなった2位の鹿児島に勝点6差を付けてトップを独走。安定感を保っているだけに、再開後もリーグをけん引する存在であり続けるはずだ。
熾烈を極めそうなのが2位争い。2位の鹿児島から5位の長野まで勝点4差に詰まっており、入れ替え戦出場圏内を目指す戦いは今後さらにヒートアップしていきそうだ。
天皇杯で大分、長野、盛岡がJ1勢を撃破するなど、J3クラブ勢が健闘しているのもリーグを盛り上げる要素となるだろう。いよいよ佳境を迎えるJ3リーグは、9月10、11日に再開される。