2016年8月31日(水) 22:29
ハリルホジッチ監督「このチームにはクオリティ、経験が十分ある。試合をしっかりコントロールできると思う」【試合前日監督コメント：日本代表vsUAE代表】
9月1日に行われるロシアワールドカップ アジア最終予選 UAE代表戦を控えた日本代表ハリルホジッチ監督のコメントです。
■ヴァイッド ハリルホジッチ監督
「相手は本当によいチームだと思う。最終予選ということで我々にとっては勝利すべき大事な試合。すでにいろんな準備をしてある。いろんな困難もあるが、それに向けてしっかりトレーニングしてきたし、明日は重要な試合をしっかり戦えるように期待している」
――ヨーロッパはシーズンがはじまったばかりで出場機会を得ていない選手がいる一方、国内組はシーズン真っ只中と、選手間でコンディションにばらつきがあると思うが、スタメンの選考に影響はあるか？
「それぞれがいろんな事情を抱えている。それには長所も短所もある。たくさんの選手がヨーロッパでプレーしている。たしかに彼らはリーグがはじまったばかりで、残念ながら全員が先発で出れている状況ではない。このリストを作るのに苦労した時期でもある。国内組に関しては、この時期の日本はかなり暑く、疲労も溜まっている。どういう選手を使うかのチョイスは本当に難しい。軽い痛みを訴える選手も出てきている。ただ、そういう困難がありながらも、明日は埼玉スタジアムが超満員になると聞いているので、選手は勝つためにできるだけの準備をしてくれると思う。このチームにはクオリティ、経験が十分ある。この試合をしっかりコントロールできると思う。ただ、簡単ではないだろう」
――時間が足りないという話だったが、UAE戦に向けて準備万全か？
「この戦いに対してかなりの時間をかけている。時間をかけているというのは、映像をかなり見て、たくさんの試合を分析してきたということだ。UAEの戦い方は頭の中で全て把握しているし、長所、短所も把握している。ただグラウンド上での時間は少なかった。昨日は1時間45分かけてタクティックの準備をした。本来はグラウンドのトレーニングに2週間かけないといけないが、それでも昨日は9つのテーマをやった。確かにそれほど時間はなかったが、グラウンド外では選手とたくさんのビデオミーティングをした。個人のビデオも準備してある。もちろんグラウンド上の準備期間がたくさんある方がうれしいし、何人かはあと1日、2日余分に欲しかった。ただ、モチベーション、戦う意識に関しては信頼している。日本のサポーターも我々を助けてくれるでしょう」
――最終予選の初戦を落として本大会に出たチームはないが、初戦の重要さをどの考えている？
「そのこともすべて把握している。シンガポール戦でも我々は経験したが、フットボールではすべてが起こり得る。たくさんのことを前もって予測できないし、それを含めてフットボールは面白い。我々にとって大事な一歩になる。この試合に勝って、タイに勝つのが希望であり、それが目的だ。相手は勝利をプレゼントしてくれないので、我々は取りにいかないといけない。勝つためにすべてをトライするだけだ」
