第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会は27日に開幕され、1回戦の26試合が行われた。
【J2クラブの結果】
明治安田生命J2リーグで首位に立つ札幌は神田 夢実のゴールなどで3-0と筑波大に快勝を収めた。岡山は松江シティに1度は同点とされるも、その後に3ゴールを奪って4-1で快勝した。愛媛は鈴木 隆雅のハットトリックなど4ゴールを奪ってSRC広島を4-0で退けた。千葉はエウトンが4ゴールと爆発。5-0と北海道教育大学岩見沢を寄せ付けず2回戦へ。
徳島も佐々木 陽次が4得点を挙げて同じ県のFC徳島を6-0で下した。攻撃力を武器とする山口は東海大熊本に4発快勝を収めた。東京VはVONDS市原に2-1で勝利。高知に先制を許した長崎だったが、木村 裕の2得点で2-1と逆転勝利を収めている。
山形はディエゴのゴールで先制しながら後半、和歌山に追いつかれてしまうと延長戦まで縺れ込んでしまう。それでも延長後半終了間際、林 陵平がチームを勝利に導く勝ち越し点を決めて2-1と120分で決着を付けた。関西大と対戦した清水も、苦しみながらも2-1と勝利を収めて2回戦への切符を手にしている。
群馬は64分に決まった小牟田 洋佑の1点を守り切ってソニー仙台に勝利。北九州、水戸もそれぞれ1-0で勝利し、2回戦進出を決めた。
各クラブが順調に2回戦進出を決めるなか、岐阜と町田が1回戦で姿を消すことに。Hondaと対戦した岐阜は1-1のまま延長戦に縺れ込むと、延長後半終了間際に宮内 啓汰に決勝点を許して1-2で敗戦。町田は61分に神奈川大に先制点を許すと、その後の反撃も実らず0-1で敗れて早くも大会を去ることとなった。
【J3クラブの結果】
福島は先制されながらも、その後に一挙4得点を挙げて草津チャレンジャーズを4-1で下した。秋田は浦島 貴大、呉 大陸の2ゴールで八戸に完勝。
鳥取は宮市 剛の2得点の活躍もあり、岡山ネクストに5-0で勝利。大分も吉平 翼の2ゴールなどで3-0でMD長崎を下した。長野は北陸大を5-0で一蹴。
富山は、衛藤 裕の決勝点で新潟医療福祉大を1-0で勝利。琉球は終了間際に田中 恵太が値千金の決勝ゴール。ホンダロックSCを1-0で下している。
その他、山梨学院大学オリオンズ(山梨県代表)、鈴鹿アンリミテッドFC(三重県代表)、関西学院大学(全日本大学サッカー選手権大会優勝チーム)、奈良クラブ(奈良県代表)の4代表が都道府県代表対決を制して2回戦進出を決めている。