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札幌はアウェイで4戦無敗の山口と対戦 C大阪は京都とのダービーに臨む【プレビュー:明治安田J2 第26節】

2016年7月31日(日) 11:28

札幌はアウェイで4戦無敗の山口と対戦 C大阪は京都とのダービーに臨む【プレビュー:明治安田J2 第26節】

札幌はアウェイで4戦無敗の山口と対戦 C大阪は京都とのダービーに臨む【プレビュー:明治安田J2 第26節】
3連勝を目指す札幌はアウェイで山口と対戦。リーグ最少失点の札幌の守備陣に山口の攻撃力がどこまで通用するか!?

シーズンの半分を過ぎ、明治安田生命J2リーグは2つのチームで監督交代が起こるなど、各チームの明暗がはっきりと分かれつつある。「明」の筆頭である首位の札幌は、今節はアウェイで山口と対戦。月曜日の試合で岐阜を相手に5ゴールと快勝を収めた札幌は攻守において隙がなく、今節も普段通りの戦いができれば白星を手に入れられる可能性は高い。ただし、破壊力抜群の攻撃力を秘める山口はい一筋縄ではいかない相手。4試合負けなしと再び調子を上げてきているだけに、がっぷり四つの熱戦が期待できる。山口の攻撃力が札幌の堅守にどこまで通用するのかが、この試合の最大の焦点だ。

2位の松本は徳島とのアウェイゲームに臨む。前節は終了間際の得点で長崎に競り勝っており、ここ5試合で4勝と好調を維持している。交代選手が結果を出すなどチーム全体の底上げも図られているだけに、さらに勢いに乗っていく可能性もある。対する徳島も、前節は愛媛との四国ダービーを制して波に乗る。カルリーニョスを中心とする中盤の構成力は高まっているだけに、ポゼッションを高められれば松本を押し込む展開も考えられるだろう。

京都とC大阪の「京阪ダービー」にも注目。大一番を制して上昇気流に乗るのはどちらか
京都とC大阪の「京阪ダービー」にも注目。大一番を制して上昇気流に乗るのはどちらか

2連敗中の3位C大阪は京都との「京阪ダービー」に臨む。ここ2試合で5失点と守備に脆さを露呈しているだけに、ここをいかに修正するかが大きなテーマとなる。対する京都も5位と上位につけるが、得点力不足を露呈し、なかなか波に乗れていない。ともに課題を抱える中で迎える上位同士のライバル対決。この大一番を制し、上昇気流に乗るのは果たしてどちらのチームか?

4位の岡山はアウェイで北九州と対戦。前節は豊川 雄太の決勝ゴールで5試合ぶりに勝利を挙げた岡山は、再び勢いに乗るためにも連勝を実現したいところ。対する北九州は4試合勝利から見放され、最下位に沈む。得点は奪えているだけに、いかに守り切れるかどうか。守備陣の奮起が望まれるところだ。

ここ5試合で5得点を挙げている清水の鄭 大世。今節もチームを勝利に導くことができるか
ここ5試合で5得点を挙げている清水の鄭 大世。今節もチームを勝利に導くことができるか

プレーオフ圏内に踏みとどまる6位の清水は、監督交代後2試合目となる岐阜と対戦。数的不利に陥りながら千葉との打ち合いをモノにした清水は、その勢いを今節にもつなげたいところ。頼れるエース鄭 大世のパフォーマンスは今節も注目ポイントだろう。対する岐阜の状況は厳しい。吉田 恵新体制で臨んだ札幌戦は5失点の完敗と、復調のきっかけを見出せなかった。今節も実力上位の清水が相手だけに苦戦は必至だが、粘り強く耐え凌ぎ、相手の隙を突く戦いに勝機を見出したい。

「暗」のチームの一つとして挙げられるのが、関塚 隆監督を解任した千葉だろう。長谷部 茂利新体制で臨む今節の相手は横浜FC。3試合負けなしと調子を上げているチームなだけに、千葉としては厳しい相手と言えるかもしれない。清水に逆転負けを喫した前節の戦いが象徴するように、現状の千葉の課題は守備面にある。いい形で得点を奪いながら結果を得られていない状況をいかに改善していくか。長谷部新監督の手腕が問われる中、重要な初陣でその一端を垣間見せたい。

得点ランク1位の永井 龍(長崎)と2位の鈴木 孝司(町田)の対決も見どころだ
得点ランク1位の永井 龍(長崎)と2位の鈴木 孝司(町田)の対決も見どころだ

ともに復調の気配を漂わせる長崎と町田の対戦も興味深い。長崎は前節、松本に競り負けたものの、攻撃陣が好調を維持しており、ここ5試合で3勝と勝点を積み重ねている。町田も一時期の不調から脱し、再び上位をうかがえる順位に付ける。長崎は永井 龍、町田には鈴木 孝司と中島 裕希、それぞれに力のあるストライカーが備わっているだけに、彼らのパフォーマンスが勝敗を分ける重要なファクターとなるだろう。

前節、C大阪を撃破し9試合ぶりの勝利を挙げた讃岐は、4試合勝利から見放されている山形をホームに迎える。ようやく長いトンネルを抜け出した讃岐とすれば、この良い流れを今節にもつなげたいところ。山形は良い形はできているだけに、課題の決定力不足をいかに解消できるか。前線のパフォーマンスに期待がかかる。

波に乗り切れない東京Vはホームに熊本を迎える。二川 孝広の加入で攻撃が良化の兆しを見せる一方で、終盤の失点が多く守り切れない試合が目立つ。90分を通したゲームプランをいかに徹底できるかが重要なテーマとなる。熊本は3試合負けなしと安定感がある一方で、得点力不足に悩まされている。清武 功暉のパフォーマンスは際立つが、その他の攻撃陣も結果を出したいところだ。

勝ち切れない試合が続く愛媛は、前節東京Vに競り勝った群馬と対戦。徳島との四国ダービーに敗れたショックを引きずらず、いかに切り替えられるかが愛媛にとってのテーマだろう。一方の群馬はここ5試合でわずか1敗と一時期の不調から脱却した印象。アウェイゲームとなる今節もアグレッシブなサッカーを継続し、勝点を引きよせたい。

21位に沈む金沢はアウェイで水戸と対戦。ここ3試合負けなしと降格圏脱出まであと一歩となっているだけに、敵地とはいえ勝利を手にし、上昇への足掛かりをつかみたい。水戸はここ2試合勝利がないが、前節は負け試合を引き分けに持ち込んだ粘り強さを披露。今度は勝点3につながる戦いを示したい。

■第26節の見どころをチェック
水戸vs金沢
東京Vvs熊本
横浜FCvs千葉
清水vs岐阜
京都vsC大阪
讃岐vs山形
徳島vs松本
北九州vs岡山
長崎vs町田
山口vs札幌
愛媛vs群馬

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