2月28日、日産スタジアムで日本高校サッカー選抜とU-18Jリーグ選抜によるNEXT GENERATION MATCHが行われ、日本高校サッカー選抜が2-1で勝利を収めた。
35分ハーフで行われた試合で序盤にペースを掴んだのは日本高校サッカー選抜。末吉塁が何度か積極果敢なドリブル勝負を仕掛けるなど思い切った攻撃を見せた。対するU-18Jリーグ選抜は持ち前の技術を生かし、自陣ではパスを回してポゼッションを高めたが、効果的な縦パスを入れることができずに攻めあぐねる時間が多かった。
均衡が破れたのは31分、日本高校サッカー選抜の渡邊凌磨がゴール至近距離からシュートを放ち、一度は相手DFのブロックに防がれたものの、こぼれ球を素早く頭で押し込んで先制点を決めた。
さらにその4分後には、今年度の全国高校サッカー選手権で悲願の初優勝を飾った星陵高の前川優太がペナルティエリア外からミドルシュートを放つと、強烈な一撃がゴールネットに突き刺さった。
後半に入ると、U-18Jリーグ選抜も息を吹き返して攻勢をかけ、日本高校サッカー選抜が守勢に回る時間が増えていった。特に和田昌士、伊藤達哉、伊藤達哉と後半開始から入った選手が存在感を示し、主導権を握っていったが、押し込んでも決定力に欠ける展開が続いた。
試合はこのまま0-2で終了濃厚の雰囲気が漂ったが、後半アディショナル4分にCKから藤谷壮がヘディングで1点差に。しかし反撃は遅く、日本高校サッカー選抜が逃げ切った。
文:神谷正明
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