■明治安田生命保険相互会社 根岸 秋男社長
――今日、スタジアム視察された意図は?
「弊社も熊本で500人役職員が被災していますけど、今日はロアッソ熊本さんをみんなで応援しようと。千葉の方は千葉支社、千葉南支社の役職員が応援しているんですが、本社からはロアッソを応援するために従業員が来てくれた。熊本側には2階で500人、従業員がみんなで自主的に声を上げて立ち上がってくれたんです。指示した訳ではないのですが。改めてサッカーって良いですね。そんなふうに感じました。
選手はフィジカル的にはきつかったと思うんですが、最後まで手を抜かず、一生懸命走り抜いてくれた姿に感動しました」
■村井 満Jリーグチェアマン:
――熊本は負けてしまったが?
「一ヶ月のブランク、5試合の中断。結果的には熊本は敗れたが倒れても起き上がって、足がつっても走り続けて。前へ前へボールを追いかけている姿。熊本の方々に勇気を与えたと思うし、ひたむきな姿、こちらも胸が熱くなりました。
奇しくも今日は5月15日のJリーグの日で。最初のエール交換の時からじーんと来てしまった。巻選手が千葉にいたので、巻選手の紹介コールされたときの大きな歓声が上がっていたり・・。
最後スタジアムを一周するときに千葉の選手まで熊本のサポーターのところまで駆けつけてきたりして、通常のリーグ戦とは全く違う光景が見られました。千葉のサポーターに心から感謝を申し上げたいと思います」
――今後の熊本のスタジアムの見通しは?
「4日ほど前に私が熊本に行った時、県も市も協力し、うまスタのホーム復活に向けて準備を進めてもらっています。性格には地域の事情を優先して判断されるので私はわからないが、懸命に復活に向けて努力されていると聞いています。本当にありがたいと思っています」