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首位の浦和は得意の新潟と対戦。広島vs柏は注目の好カードに【プレビュー:明治安田J1 1st 第12節】

2016年5月12日(木) 18:36

首位の浦和は得意の新潟と対戦。広島vs柏は注目の好カードに【プレビュー:明治安田J1 1st 第12節】

首位の浦和は得意の新潟と対戦。広島vs柏は注目の好カードに【プレビュー:明治安田J1 1st 第12節】
6位広島と4位柏が激突。優勝戦線に残りたい両チームだけに激しい攻防戦が期待できそうだ。

13日(金)、14日(土)に行われる明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第12節。首位をひた走る浦和はホームに新潟を迎え撃つ。前線のトライアングルが好調の浦和だが、カギを握るのは司令塔・柏木 陽介のパフォーマンス。前節、決勝ゴールを奪ったこのレフティが自在に攻撃を操れば、勝利はおのずと近づくはず。勝てば5連勝。対新潟戦、19試合負けなしという相性の良さも彼らの勢いを後押しするだろう。もちろん新潟とすれば黙って敗北を受け入れるわけにはいかない。6試合勝利から見放されているものの、前節はG大阪を相手にアグレッシブな戦いを披露。調子は上向きなだけに、番狂わせを演じたいところだ。

5連勝を目指す浦和のカギを握るのは柏木。2試合連続ゴール中と好調だ
5連勝を目指す浦和のカギを握るのは柏木。2試合連続ゴール中と好調だ

2位の川崎Fは神戸をホームに迎える。前節は5連勝中の柏を3-1と一蹴し、地力の差を見せつけた。今節の相手である神戸も2連勝中と好調を維持するが、対戦相手にかかわらずその攻撃スタイルにブレはなく、自らのストロングポイントを見せつけるはずだ。対する神戸は好調の攻撃陣に加え、前節は名古屋の攻撃に粘り強く対応するなど守備も安定。今節も川崎Fに押し込まれる時間が長くなることが予想されるが、隙を見せない戦いを続け、前線のタレントの個の力に賭けたい。

広島vs柏も注目の一戦だ。ここまで9ゴールで得点ランクのトップに立つピーター ウタカは堅守を誇る柏の守備網を打破し、今節もゴールを記録できるか。千葉 和彦を中心とした最終ラインも安定性を高めている広島は、好調チームを相手に勝点3を確保し、優勝争いに踏みとどまりたい。柏は前節、川崎Fに完敗を喫し連勝がストップ。再び難敵が相手となるが、連敗だけは避けたいところ。主力に怪我人が相次いでいるのは気がかりだが、活きの良い若手のパフォーマンスが、今節もカギを握るだろう。

調子の上がらないG大阪は磐田をホームに迎える。前節も新潟相手に無得点に終わるなど決定力不足が不調の原因なだけに、宇佐美 貴史、パトリックら前線のタレントの奮起が望まれる。対する磐田は鹿島相手に引き分けたものの、失点直後に追いついた粘り強さは特筆すべき点。ハードワークと鋭いカウンターを軸に、G大阪ゴールを脅かしたい。

その磐田と引き分け、優勝争いからやや後退した感のある鹿島は横浜FMと対戦。タイトル獲得のために負けられない一戦となるなか、今節も拠り所となるのが金崎 夢生の存在。コンビを組むジネイとの連係も高まりつつあり、ゴール量産の予感が漂う。対する横浜FMは4試合白星から見放されている。前節も甲府相手に二度のリードを守り切れずにドロー。本調子からはほど遠い状態だ。主軸のファビオが負傷離脱するなどネガティブな材料も横たわるなか、チーム一丸となってこの苦境から抜け出したいところだ。

前節、8試合ぶりの勝利を挙げた仙台は大宮とホームで対戦。持ち前の堅守に加え、セットプレーから2得点と、らしさが蘇りつつある仙台は、その良い流れを今節にも持ち込みたいところ。大宮は前節、さいたまダービーに敗れたダメージを引きずらないのが重要だろう。引き続き上位争いに踏みとどまるためにも、連敗だけは避けたいところだ。

フィッカデンティ監督は古巣のFC東京相手に自らのスタイルを打ち出せるか
フィッカデンティ監督は古巣のFC東京相手に自らのスタイルを打ち出せるか

FC東京vs鳥栖は因縁の一戦に。昨季までFC東京を率いていたマッシモ フィッカデンティ監督が古巣に挑む構図に。またFC東京の水沼 宏太にとっても昨季まで在籍したチームとの対戦となる。両チームともに状態はいいとは言えないなか、やはりポイントとなるのは自らのスタイルを打ち出せるかどうか。FC東京は攻撃スタイルを、鳥栖は堅守速攻の徹底を。その信念を貫いたほうに勝利の女神がほほ笑むかもしれない。

甲府vs名古屋も苦戦が続く同士の一戦に。勝ち負けを繰り返す名古屋は、安定感の欠如が浮き彫りに。シモビッチという絶対軸が備わっているだけに、一つひとつのプレー・連携の精度の向上が勝利を手繰り寄せるファクターとなるはずだ。甲府は前節、横浜FMを相手に粘りを見せドローに持ち込んだものの、こちらも勝ち切れない戦いが続く。課題はやはり失点の多さ。名古屋の強力な前線をいかに抑え込めるかがこの試合のポイントとなるはずだ。

18位と17位の対戦となったのが福岡vs湘南。前者は初勝利を挙げたのちに2連敗と復調の兆しは見えてこない。後者は前節FC東京に敗れ連勝がストップ。勢いは削がれてしまった。残留争いを語るには時期尚早ながら、順位が近い相手との試合での勝ち負けは、シーズン終盤に決定的な差となって表れるもの。両チームにとって負けられない重要な一戦となるのは間違いない。

■各試合の見どころをチェック
FC東京vs鳥栖
G大阪vs磐田
広島vs柏
仙台vs大宮
浦和vs新潟
福岡vs湘南
川崎Fvs神戸
甲府vs名古屋
鹿島vs横浜FM

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