明治安田生命J1リーグは12日に1stステージ第3節の残り7試合が行われ、仙台vs鹿島は仙台が1-0で勝利し、今季2勝目を挙げた。また川崎Fvs名古屋は川崎Fが3-2で制し、2勝1分けで首位に立った。
前日に東日本大震災より5年を迎えたこともあって、各地で試合前に犠牲者を悼んだ黙祷が捧げられたこの日。仙台は開始早々の8分に金久保 順のゴールで先制すると、その後は追いすがる鹿島を振り切って完封勝利。開幕戦以来となる今季2勝目を挙げた。
開始6分にエウシーニョのゴールで先制した川崎Fだったが、26分に松田 力に決められると、63分に永井 謙佑に逆転弾を許してしまう。それでも川崎Fは75分に大久保 嘉人のJ1通算最多タイの158ゴール目で同点とすると、84分には中村 憲剛が強烈なミドルを突き刺し勝負あり。2勝1分けの勝ち点7で首位に立っている。
広島vs湘南は、1-1で迎えた71分に湘南の藤田 祥史が勝ち越し点。ところがアディショナルタイム、広島がオウンゴールで追い付き、辛くもドロー。敗戦こそ免れたものの、前年度王者が開幕3試合で白星を挙げられない状況が続いている。
浦和vs福岡では、興梠 慎三が前後半にゴールを挙げる活躍をみせた浦和が2-0で勝利。2試合ぶりの勝利を収めている。また新潟vs横浜FMでは、アウェイの横浜FMが終了間際に齋藤 学のゴールで2-1とものにし、今季初勝利を挙げた。
鳥栖vs甲府の一戦は、31分に甲府がクリスティアーノの今季3点目で先制。しかし鳥栖は56分の金 民友のゴールで追いつき、試合は勝点1を分け合う結果となった。
柏vs磐田では、14分にジェイの打点の高いヘッドで磐田が先制。しかし柏は55分に秋野 央樹、78分に田中 順也が決めて逆転に成功する。それでも磐田は90分、櫻内 渚が起死回生の同点ゴール。粘り強さをみせ、敗戦を免れている。なお、試合後には柏のミルトン メンデス監督が辞意を表明している。