ハードワークを持ち味とするチームの対決といえるだろう。Jリーグトラッキングデータによると、昨シーズンの湘南は1試合の出場全選手の平均走行距離が115.9㎞で18チーム中最多。新潟も113.2㎞で同6位に食い込んでいる。また、個人では新潟のMF加藤 大が試合毎の走行距離で1、3、4位を獲得。同2位は湘南のFW高山 薫だった。しかし、昨シーズンの1勝1敗という両チームの対戦成績で注目すべきは、それぞれ走行距離が少ないチームが勝ったこと。「賢く走る」のが重要ということか。
ともに昨シーズン活躍した数人の主力選手が移籍し、補強効果が注目される一戦でもある。MFにジェフユナイテッド千葉からパウリーニョ、ヴァンフォーレ甲府から下田 北斗を加えた湘南は、中盤の運動量、攻守のダイナミックさを維持できるか。新潟は、昨シーズンは柏レイソルの指揮を執った吉田 達磨監督が新たに就任した。就任会見では「従来からのタフさ、パワーをベースとする」とコメント。開幕から激しい攻防を繰り広げるエキサイティングな試合になりそうだ。