10日にFIFAクラブワールドカップの開幕戦が行われ、広島がオークランド・シティに2-0で勝利を収めました。試合後の森保 一監督のコメントです。
――今日の試合の感想は?
「フィジカルや球際での戦いがタフになると思っていた。オークランド・シティはポゼッションも上手いし、しっかりと守備をしないといけない。前半、いい時間で得点をとったが、怪我で3枚の交代カードを使わないといけなくなってしまった。ただ、しっかりと得点を奪って勝ちきる試合ができた」
――強さの源泉とは?
「いいポジションから守備のアプローチができる。個々の局面で粘り強く守れている。ただ、今日はもっと攻撃で推進力を出したかったが、怪我人が出た影響もあり、そこは残念だった。ただ、失点0で抑えられたことはよかった」
――怪我人の状況と次の試合に向けて
「3人とも次の試合は難しい。2人(野津田と柴﨑)が膝で、1人(清水)が足首。歩く姿を見て、次は難しいと思った。準々決勝の相手は身体能力が高く、スピードもある」
――レギュラーシーズンとメンバーを入れ替えた意図について。
「連戦を戦っていることもあり、疲労も考慮した。チームの総合力で戦ってきたんだけど、チャンピオンシップに出た選手たちは疲労が残り、イベントなどもあって回復の時間もとれなかった。次のステージに進むことも考えて、このメンバーを選んだ。攻撃も守備もクオリティーを上げないといけないが、選手たちはもっているものを出してくれたし、フィジカルも問題はなかった。練習を見ていない方には不思議に思ったかもしれないが、皆川、野津田、浅野もレギュラー組と合わせてやってきたし、他の選手たちもここまで結果を出してきた。自信を持って、選手たちを送り出した。リーグと天皇杯、選手を入れ替えても、結果を出してきた。皆川については4試合連続得点ですしね」
――レフェリーについては?
「疑問に思う部分もありはしたが、それは仕方のないこと」
――今日のボール支配率は33%だったが。
「オークランドがいいチームだったということ。ボールを握りながら追加点を狙いたかったのだが、怪我人の影響はあったし、仕方がない。いい時間帯に得点も取り、守備から攻撃の意識をもって戦ってくれた」