16日に行われるACL準々決勝 第2戦 ガンバ大阪 vs 全北現代の前日公式会見に、チェ ガンヒ監督とGKクォン スンテが出席。明日の試合に向けての意気込みを語りました。
■チェ ガンヒ監督
「明日の試合は両チームともに、何があっても勝たなくてはいけない試合だと思います。前回の試合でお互いに90分を通した戦力分析はすでに終わっていると思います。大切なのは残りの90分、コンディションをどのように保って行くか。全体的なチームの雰囲気は非常にいい状態です。大切なのは精神力だと考えています。自信を持って明日の試合に臨むことができます」
――明日、G大阪はエースの宇佐美選手がいません。第1戦では徹底したマークで抑えましたが、今回の宇佐美選手の不在をどう考えますか? また第1戦を引き分けたことで、明日は得点をとれば、引き分けでも勝ち上がれます。どんなゲームプランを考えていますか?
「宇佐美選手が明日出場できないことは、ガンバにとって非常に不幸なことだと思います。ガンバにとって非常に大きな影響力のある選手ですし、ガンバの勝利を左右する選手だと思っています。しかし彼以外にもガンバには警戒すべき選手がたくさんいます。組織力も素晴らしいチームですので、彼がいなくてもチーム力は安定していると思います。明日は引き分けは考えていません。必ず勝利して上のラウンドに進みたいと考えています」
――前回の試合で宇佐美選手をマンツーマンでマークしましたが、明日の試合はその必要がなくなります。それについてはどう思いますか。また過去、全北は日本では素晴らしい成績を収めたとは言い難いですが、今回勝利することによってその流れを断ち切ることはできるのでしょうか。
「宇佐美選手をマークしたチェ チョルスンは非常に素晴らしい選手で、もともとセンターよりサイドで活躍できる選手でした。明日は特に問題がなければ本来のポジションでプレーさせたいと思っています。そのほかにも、キム ギヒは右で活躍できると思っています。それによって他の選手の活用方法も、試合を見ながら検討していきたいと思っています。ふたつ目の質問ですが、明日は何の言い訳もなく、必ず勝ってベスト4に進みたいと思っています」
――万博で城南とG大阪の試合を見た際、ホームサポーターの応援は試合を左右するものだと感じました。監督も全北で多くの観客の中で試合をしているので、そうしたものが試合に左右する事はご存知だと思いますが、明日のG大阪の応援に対してどのような対策をたてていますか?
「もちろんアウェイにいけばサポーターの力は試合を非常に左右すると理解しています。ただ我々には経験豊富な選手もたくさんいますし、厳しい試合を戦ってきた選手もたくさんいます。ですので、明日は特にアウェイサポーターの脅威については考えていません。それよりも日本の芝、ピッコンディションの方が問題になるのではないでしょうか。ガンバが普段通りの試合をしてきたら、非常に厳しい試合になるでしょう」
■クォン スンテ(GK)
「このチャンピオンズリーグに対して、我々はシーズン前から十分な準備をし、ここまで勝ち上がってきました。残り90分間、勝つだけを熱望しています。我々は韓国を代表してきているチームであり、90分間、何があっても勝って韓国に帰りたいと考えています」
――2006年のG大阪とのアウェイゲームでは、あなたのミスで引き分けました。そのことを今はどのように考えていますか?
「あの年のガンバ戦については、今日、この会見場に来る間にも監督と思い出話をしていました。当時は私も23歳で未熟でしたので、試合の中で経験したことは今の私にとって非常に大きな力になっています。これまで私はたくさんの経験を積み、たくさんの時間を過ごしてきました。準備するには十分な時間がありましたので、06年のミスは私にとってもチームにとっても、今大きな力になっていると思っています。明日勝利にしてベスト4に進むことで、いい時間を過ごしたいと思っています」