13日に明治安田生命J2リーグ 第31節の10試合が行われ、上位陣が順調に勝点を伸ばす中、首位の大宮が19位の水戸に敗れる波乱が起きた。
ここ2試合足踏みしている首位の大宮は、アウェイで水戸と対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、65分に鈴木 雄斗のゴールで均衡を破った水戸がそのまま逃げ切って勝利。大宮はこれで3試合未勝利となった。
勝点差14で首位の大宮を追う2位の磐田は、16分に小林 祐希のゴールで先手を取ると、その後も効果的に得点を重ねて金沢に3-0と快勝。2連勝で首位との勝点差をじわりと縮めた。
上位2チームを追う3位のC大阪は、玉田 圭司の2ゴールなどで大量4得点を奪い栃木に快勝。2位磐田との勝点差3をキープした。敗れた栃木は入れ替え戦出場圏の21位に後退している。
群馬のホームに乗り込んだ4位東京Vは、開始3分に井林 章のゴールで幸先よく先制すると、一旦は同点に追いつかれたものの、後半に2ゴールを奪い3-1で勝利。3試合ぶりの白星を手に入れた。
讃岐と対戦した5位の福岡は、スコアレスで迎えた後半開始間もない47分に金森 健志がゴールを奪うと、最後までこの1点を守って勝利。後半アディショナルタイムに決勝点を奪われ敗れた前節の嫌な流れを断ち切った。
5連勝中の6位愛媛は、試合開始1分に先制を許す苦しい展開となったが、41分に内田 健太のゴールで同点に追いつく。しかし、その後は岡山の守備を崩せずタイムアップ。1-1の引き分けに終わり、6連勝はならなかった。
7位の千葉は36分に森本 貴幸の今季3点目のゴールで先制するも、試合終盤の87分、大黒 将志に今季14点目のゴールを奪われ、京都と引き分けた。
プレーオフ圏を窺う8位の長崎は、アウェイで徳島と対戦。しかし、シュート数で徳島を上回りながらも最後までゴールが遠く、0-0のまま試合終了。長崎は4試合連続のドローとなった。
北九州をホームに迎えた21位の岐阜は、17分にレオミネイロが決勝点。3試合連続の完封勝利で順位を1つ上げ、入れ替え戦出場圏から脱出した。
ホームに熊本を迎えた最下位の大分は、両チーム無得点で迎えた90+1分、田中 達也に痛恨の決勝ゴールを奪われ敗戦。「バトルオブ九州」に敗れた大分はこれで4連敗となった。