奈良クラブは27日、DF小谷 祐喜が2024シーズンをもって現役を引退することを発表しました。
小谷は関西大より2014年にセレッソ大阪に加入。その後、SC相模原、ロアッソ熊本でのプレーを経て、2021年より奈良に在籍していました。
11年に渡る現役生活では、J2リーグ通算54試合・3得点、J3リーグ通算86試合・4得点を記録しました。
クラブを通じて小谷は次のようにコメントしています。
「2024シーズン限りでプロサッカー選手としての挑戦を終えることを決断いたしました。父と兄の影響でサッカーに出会い、7歳の時に初めてワールドカップを見て、プロサッカー選手に憧れ、大きな夢を持つことができました。それからは、いつも家族が夢だけを追いかけて突っ走っている僕を支えてくれていました。そして、これまでご指導いただいた指導者の方々や家族の支えのおかげで、小さい頃からの夢であったセレッソ大阪で、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートすることができました。そこからプロの世界の厳しさを知り、くじけそうになる経験をいくつもしましたが、いつも愛する妻と息子たちが僕にパワーを与えてくれ、何度も何度も立ち上がりチームのために戦うための勇気をくれました。ありがとう。
セレッソ大阪、SC相模原、ロアッソ熊本、奈良クラブと4つのクラブでプレーをさせていただきましたが、どのクラブでも素晴らしいサポーターの皆さんが一緒に戦ってくださり、毎試合毎試合背中を押してくれ、前を向かせてくれ、この人たちのために!と本気で思わせてもらえました。僕がどんな日も前向きに頑張れたのは、間違いなくみなさんの声や姿があったからです。毎日が戦いでその日の練習や試合が終われば、また次の練習、試合に向けて全てを捧げる日々だったので、11年間本当にあっという間でしたが、今ゆっくりと振り返ってみると心から幸せな時間を過ごさせてもらっていたのだなと感じます。大事な時間、仲間、経験を得ることができた僕のサッカー選手生活、この感謝の思いをずっと忘れることなく胸のど真ん中に据えて、次の挑戦へと向かいます。
セレッソ大阪、SC相模原、ロアッソ熊本、奈良クラブの関係者の皆様、サッカー選手として人としてたくさんの学びや気づきを与えてくれた指導者の方々、高め合い励まし合い熱く戦ってきたチームメートの方々、こんな僕を最後まで信じて応援してくれたファンサポーターの方々、本当にありがとうございました。また会える日を楽しみにしています!」