2024年12月17日
2024年度 第11回Jリーグ理事会後会見発言録
2024年12月17日(火)17:00~
Jリーグ会議室およびWeb ミーティングシステムにて実施
登壇:チェアマン 野々村 芳和
執行役員 樋口 順也
陪席:執行役員 窪田 慎二
執行役員 青影 宜典
執行役員 笹田 賢吾
司会:広報部長 仲村 健太郎
〔司会(仲村広報部長)より説明〕
本日開催いたしました第11回理事会後の会見を開催いたします。
《決議事項》
1.2026年前半シーズン移行期の特別大会について
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=075c7ea5-a66e-4f9f-a93c-0dae38332a03&y=&m=&q=
こちらは後ほど執行役員の樋口からご説明いたします。
その他の報告事項として5点ございます。
《その他報告事項》
1.2025明治安田Jリーグ年間順位決定方法について
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=632e6e37-f0b1-4afc-8f5f-c2cc85ce0ca1&y=&m=&q=
年間順位決定方法につきましては、リーグ戦が終了した時点で勝点が多いチームを上位として順位を決定します。勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定しています。2024シーズンまでは、勝点が同じ場合、1.得失点差、2.総得点数、3.当該チーム間の対戦成績、そして4.反則ポイント、5.抽選、という順で順位を決定していましたが、2025シーズンからは1.得失点差、2.総得点数、3.当該チーム間の対戦成績、そして4.抽選という順で決定することにいたしました。年間順位の決定方法は、2024明治安田J1・J2・J3リーグ試合実施要項に記載をしています。来年2025年度版をアップデートするとともに12月27日の日程発表でも大会方式の詳細として記載いたします。
2.2025シーズン追加登録期限について
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=aa9da02e-0dac-47ae-b029-da6de1c3178d&y=&m=&q=
2025明治安田Jリーグおよび2025JリーグYBCルヴァンカップの出場資格を得るための選手追加登録追加期限を下記の通り決定いたしました。
2025シーズンの登録期間ウインドーの期間は、第1登録期間が2025年1月20日〜3月26日、第2登録期間が2025年7月7日〜8月20日となります。
そして、2025シーズンに限り、特別登録期間として2025年6月1日〜6月10日までという期間を設けています。こちらの特別登録期間は、FIFAクラブワールドカップ2025の出場クラブが所属する各国のサッカー協会が設置することを可能としているもので、出場クラブのみならず全クラブが対象となります。それに加え、今回追加登録期限として明治安田J1リーグからJ3リーグまでを9月12日、ルヴァンカップの追加登録期限を10月3日とそれぞれ定めています。
3.明治安田 J2・J3リーグにおけるU-21選手の出場奨励金について
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=f113e5ea-dd5e-40a7-aa78-836afbfe0408&y=&m=&q=
出場奨励金の支給対象クラブはJ2のV・ファーレン長崎、水戸ホーリーホック、愛媛FC、J3のテゲバジャーロ宮崎、ギラヴァンツ北九州、福島ユナイテッドFC、いわてグルージャ盛岡、カマタマーレ讃岐、FC琉球の9クラブです。U-21選手の出場奨励金のルールとして、年間3,420分以上に出場したものを基準値とし、その基準値を超えたクラブに1クラブあたり300万円の奨励金をお支払いすることとしています。対象の大会はJ2・J3のリーグ戦のみとしており、対象選手は2024年12月31日において満21歳以下の日本人選手としています。
4.2024年度Jリーグ功労金制度授与対象者について
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=3cc3dd96-18c1-4993-9102-6d72e640542e&y=&m=&q=
2024年度のJリーグ功労金制度授与対象者をお知らせいたします。
本制度はJリーグ表彰規定に基づき、Jリーグから登録抹消となった選手の試合出場実績に対して功労支援金を授与するものです。対象者は表の通りとなります。2020シーズンから2023シーズンまでの間にJリーグに登録されており、今シーズン・2024シーズンにはJリーグに登録していない選手のうち、換算後の出場試合数が300試合以上の選手に対してお支払いするものです。換算後の出場試合数としまして500試合以上で300万円、400試合以上500試合未満で200万円、300試合以上400試合未満で100万円という金額をお支払いしています。
5.【後援】第1回ソーシャルフットボールアジア大会
《2026年前半 シーズン移行期の特別大会について樋口執行役員より説明》
Jリーグは、2026年からシーズン移行するため、来シーズン2025シーズンが従来の形の最後のシーズンとなります。2026年8月頃からシーズン移行した大会を迎えることとなりますが、その間の2026年の前半を「移行期のシーズン」と定義しています。この移行期の特別な大会について本日決議をしています。
約半年間のシーズンとなります。シーズン移行というJリーグが開幕してから30数年が過ぎた中で非常に特別なタイミングだと考えています。どのような大会が良いのか1年以上かけ、選手の観点、ファン・サポーターの観点、様々なステークホルダーの観点、クラブの経営の観点などから様々な議論をいたしました。例えば0.5シーズンが良いのか1.5シーズンが良いのか、昇降格がある方が良いのか無い方が良いのか、リーグ戦が良いのかカップ戦などを複数やる方が良いのか、色々な議論を進めた上で、今回の理事会でこの特別な大会の決議を行いました。
大会としては2つの大会を開催いたします。
J1の20クラブが参加する特別大会、それからJ2、J3の40クラブが混同する形で行う特別大会の2大会です。FUJIFILM SUPER CUPやルヴァンカップ、天皇杯は開催いたしません。なおAFCチャンピオンズリーグ(ACL)がシーズン移行した形で開催されていますので、今シーズン2024シーズンのJリーグの結果により、ヴィッセル神戸やサンフレッチェ広島が参加する2025年の夏から始まるACLに参加するクラブは、ACLを戦いながらこの特別大会を実施することになります。特別大会の名等は仮称で、今後変更の可能性がございます。
特別大会の注目ポイントです。後ほど詳細をご説明いたしますが、地域に分かれたリーグ戦ラウンドを行います。10チームずつのリーグ戦を予定していますが、地域ごとに分かれたものとなることから、各地域のダービーマッチが数多く開催されることになります。
またリーグ戦でも、「90分で引き分け」という結果は用いず、ドローとなった場合は全ての試合でPK戦を実施し完全決着をつける形となります。またJ1リーグ特別大会のチャンピオンにはACLエリートの1枠を提供する予定です。そして両大会とも昇格と降格はこのタイミングでは行わないことといたします。
一方で1つでも順位を上げることをクラブも、ファン・サポーターの皆さまにも楽しんでいただきたいという観点から、「勝点1ごと」、「最終の順位ごと」で特別助成金・総額18億円をリーグから配分いたします。
特別大会での昇降格はございません。来シーズン2025シーズンの昇降格は、これまで通りJ1・J2間、J2・J3間それぞれ3枠とJ3・JFL間の昇降格を行います。来シーズンの昇降格が終わった編成でJ1大会に出るクラブ、J2・J3大会に出るクラブが確定いたします。この特別大会では昇降格は行いませんので、2025シーズンが終わって昇降格を経た編成でそのまま2026/27シーズンのシーズン移行した大会も迎える形になります。
両大会とも大会の構成の大枠は同じになっており、地域リーグラウンドと最終的に順位を決定するプレーオフラウンドの2種類のラウンドで構成いたします。J1では、20クラブを東と西の地域別に10クラブずつに分けた編成を行います。各リーグで10クラブのホーム&アウエーの総当たり戦を行い、全部で180試合、1クラブ18試合となります。90分で試合が決しない場合はPK戦を行い、その際の勝点は勝利の場合が2、敗戦の場合が1となります。なお延長戦は実施いたしません。特別助成金総額18億円のうち、10.8億円を勝ち点1ごとの特別助成金としてご用意いたします。勝点1あたり200万円、90分で勝利し勝点3だと1試合あたり600万円、全ての試合を90分で勝利すると最高で1億800万円が獲得可能となります。
東と西の地域それぞれ1位から10位までの順位が決定した後、それぞれのグループの同じ順位の2チームがホーム&アウエー制で最終的な順位を決定します。1位同士から10位同士まで戦い、それぞれの勝敗で1位から20位までの最終順位を確定いたします。
賞金や理念強化配分金につきましては、通常シーズンの半分のシーズンになりますので、半分の金額をご用意しています。賞金は1位、2位、3位それぞれ半分の金額、理念強化配分金の競技順位・人気順位もそれぞれ半分の金額をご用意しています。また特別助成金として1位〜20位までそれぞれ順位が変わるごとに助成金の総額で1.2億円を配分したいと考えています。1位がACLエリートの枠を獲得することになりますが、その分2025シーズンは、通常3枠あるACLエリートの出場枠を3枠から2枠に減らすこととなります。優先順位の順番としては、2025明治安田J1リーグの1位が1枠目、2枠目がこの特別大会の1位、3枠目が2025明治安田J1リーグの2位、以降、2025明治安田J1リーグの3位以降を繰り上げていく形となりますので、この特別大会の2位以下を繰り上げることはありません。
続いてJ2・J3リーグ特別大会です。こちらも構成は同じですが、40を10クラブずつ地域ごとの4つのグループに分けます。PK戦等はJ1リーグ特別大会と同様ですが、特別助成金は勝点1あたりJ1の200万円に対し、J2・J3大会は勝点1あたり50万円、勝点3で150万円、最高で2,700万円獲得可能となっています。順位決定のプレーオフラウンドですが、こちらは同じ順位のクラブが4チームございますので、ホーム&アウエーではなく1試合制のノックアウト方式となります。1回戦の勝ち同士だけではなく、負け同士でも試合を行っていただき、各グループで1位〜4位まで順位をつけ、10グループの中で1位〜40位まで最終的に順位をつけます。賞金もJ2とJ3の賞金を合わせたものを半分にする形で、厳密に半分にすると250万円単位で細かくなるので少し繰り上げてこのような形の賞金となっています。J1と同様に1位〜40位の順位で特別助成金総額6,000万円を配分いたします。
特別な移行期のシーズンは、この2つの大会で、J1だけの大会、J2・J3の大会、それぞれ200試合、400試合を行います。繰り返しとなりますが、注目いただきたいポイントとしては、地域に分かれたリーグ戦のラウンドとなることから多くのダービーマッチが開催されること、それからPK戦による完全決着制となることです。リーグ戦で統計をとると3試合に1回くらいがドローになりますので600試合あるとすると150試合〜200試合くらいPK戦が実施されると思います。ちょうどこの大会が終わったあと2026年のFIFAワールドカップが開催されますので、PK戦に注目する機会にもなればと思っています。
〔質疑応答〕
Q:シーズン移行期の特別大会についていくつか確認です。まず、冠スポンサーは決まっていますか。
A:樋口執行役員
放映も含めて確定事項はありません。確定次第、発表いたします。
Q:連覇などのカウントの確認ですが、リーグ戦ではないので2025シーズンで優勝し、2026年特別大会で優勝、2026/27シーズンで優勝したチームが同一の場合、3連覇という扱いではなく、2連覇という扱いでいいですか
A:樋口執行役員
今後の議論となります。たとえば、シーズンチャンピオンになったクラブは次のシーズン、ゴールドのJマークをつけますが、2025シーズンの優勝チームは付けるべきなのか、特別大会なので次の2026/27シーズンで付けるべきなのか等、詳細事項については今後議論が必要だと思っています。
Q:現時点で未確定ですか。
A:樋口執行役員
はい。未確定です。
Q:時期は2~6月?
A:樋口執行役員
試合の日程はいくつか案を作成しています。開幕は2月で間違いないと思います。終わりは、5月25日頃からの公式なワールドカップの休養期間と並行する形になることが濃厚です。日本代表選手、各国の代表選手が不在の中にはなりますが、6月の頭ぐらいまでやるのが現状のプランの主な内容です。
Q:年間順位の決定方法で反則ポイントを除いたのはどのような考えからですか。
A:樋口執行役員
反則ポイントが順位の要件に入っていることが、これまであまり大きな論点になっていませんでしたし、Jリーグでも過去、反則ポイントにまで至って順位が決まったことがありませんでした。議論の発端となったのは今シーズン「審判員の判定に明らかな間違いがあった場合、事後的に懲罰を科さない」というルールを導入したことでした。対象となるのがレッドカード(退場)1枚のみに限定することになりましたが、議論の中でイエローカード(警告)1枚や、2枚の退場全部を含めたらどうかといった意見もありました。結果的に一発レッド(退場)だけが対象になりましたが、その議論の中でイエロー1枚の明らかな誤りがあった場合でも懲罰が覆されることはないことにも関わらず、非常に重要な順位決定の要件には反則ポイントとしてどんどん積み重なってしまうという議論がありました。事後的に懲罰が科されなくなる対象がレッド1枚に限られるのであれば、反則ポイントの運用も見直してはどうかという議論があり、さらにこの30年間、一度も順位決定の際に反則ポイントが適用されることに至っていないことから、順位決定方法から除くという判断をいたしました。
A:野々村チェアマン
私はかつてクラブ側の立場であった際に、この点は整理しないと難しいことになるとずっと思っていました。審判も間違えることがあり、間違ったとしても取り消すことが出来ないルール設計になっている中では、反則ポイントを順位の要件にすることは誰にとっても幸せではないと思っていました。
A:仲村広報部長
「審判員の判定に明らかな間違いがあった場合、事後的に懲罰を科さない」というルール変更につきましては、今年2024年5月21日にリリースし、今シーズン途中から適用を開始いたしました。
https://aboutj.jleague.jp/corporate/pressrelease/post.php?code=4be5b5b5-eaaa-45da-9a78-ce71f53102d7&y=&m=&q=%E6%87%B2%E6%88%92
Q:J1はダービーマッチが発生しやくなったり、J2とJ3がこのシーズンに限っては同じカテゴリーで行われたりという特別感もある大会になっていますが、改めてシーズンを移行する前、どのようなシーズン(大会)にしてほしいか、意義のようなものがあれば教えてください。
A:野々村チェアマン
いつもと全然違う大会です。大会方式も違えばPK戦も実施。色々な楽しみ方があります。カテゴリーが違う近くのクラブとの対戦も普段は味わえません。我々からも楽しみをたくさん提供していこうと思いますが、サポーターや地域の皆さんでも新たな楽しみ方を見つけていただけるといいと思っています。
もう一つ、翌シーズンから新しい世界を見せていかなければいけない中で、私たちが一番必要としているのは、今いる仲間とともに新しい人たちをどう連れてくるのかという点です。色々な切り口で新しい人たちが関わりたくなるような大会になるといいと思っています。
Q:PK戦を導入するということですが、その経緯、意図を教えてください。
A:野々村チェアマン
代表チームがFIFAワールドカップでPKがうまくいかないと、JリーグもPK戦を実施すれば良いということを言われることも何年か前からありました。当然、通常のリーグ戦の中でそういうことを実現するのは難しい。ただ、この時期のこの大会であるなら色々なことがトライできると思いました。観戦する方々に別の楽しみ方を提供するという意味でも必要でしょうし、高校生ぐらいまでPK戦に年間を通して何度か関わることがあっても、プロになるとなかなかPK戦を経験することがありませんので、選手たちにとっても一つの良い経験になれば良いと思います。何かが掛かったものの中でPKをやるというのも、一つの経験と成長につながるということです。
Q:昇降格なしという結論に至るまでいろいろな議論があったと思いますが、どのような議論があって、最終結論に達したのでしょうか。
A:樋口執行役員
「0.5シーズン」と呼んでいますが、代表招集期間を考えると、通常の運用での実施時期は2月から5月25日の手前までとなり、実は3ヵ月ぐらいしかないシーズンになってしまいます。3月・5月の代表期間で中断するとすると、J1で16、17試合ぐらいしか入りません。よって、通常通りに大会をやろうとすると歪な大会方式にせざるを得ないというのが大前提にありました。そのような大会方式にしてインターナショナルウィンドウ、オフィシャルレストを休んで、歪な大会方式だけど昇降格を含めて実施するか。それとも、ある程度の公平感のある大会方式でインターナショナルウィンドウやオフィシャルレストの期間もやると割り切るのか。これが一つの大きな論点としてありました。
代表選手がいない中でもやるとなったときに、半年間で降格という非常にクラブや地域にとって影響の多いことが発生することはなかなか許容できないのではないかということをクラブとも議論して結論に至りました。
A:野々村チェアマン
これに関しては大きな反対意見はありませんでした。反対するとしたら昇格したいクラブですが、その方々でも、これまでの年間を通した中での力比べということをよく理解しているので、半分以下の期間の大会で昇格することを望む声はありませんでした。むしろこの大会を通してビジネス的に皆でどのように次に向かっていけるかを考えたときに、最も良いと思われる大会をいくつかステークホルダーにも提案し、最終的に皆がある程度納得できる大会になりました。
Q:J2・J3の特別大会について。 J2・J3を一緒にするとした理由を教えてください。
A:樋口執行役員
J1も含めて一緒に開催するのはどうかという議論もありました。
一方で、FIFAワールドカップ直前の大会ですので、J1リーグを中心に、FIFAワールドカップ出場を目指す選手のことを考えると、なるべく強度の高い試合をしたいということ、またビジネス面においても、J1とJ3では実力差も大きく、お客様の楽しむ形も影響が大きいのではないかということから、J1は(J2,J3と)分ける形が良いということになりました。一方J2・J3も分けてしまうと、この機会でしか見られない要素も減ってしまいます。そのあたりのバランスを考慮し、J1は別開催、J2・J3を一緒に開催するという形になりました。
Q:降雪地域のクラブは地域別で分けるとJ1は東地域でJ2・J3は北と東に集中してしまうイメージがありますが。現状でどのような分け方を考えていらっしゃいますでしょうか?
A:樋口執行役員
現状、北、東などと記載していますが、あくまで便宜上で、実際には2025シーズンが終わって昇降格の結果を見ないとどのあたりで区切るのが相応しいのか分からない状況です。たとえば、北だけで組んでしまうと、2月・3月でホームゲームができないチームばかりになってしまい、リーグ戦が成り立ちませんので、そのあたりは完全に地域で分けずに、降雪地域をバランスよくいれるなど考えていきたいと思います。例えばJ1で来年の編成の場合は湘南ベルマーレとアルビレックス新潟で東西が分かれると思いますが、2026年は場合によっては湘南ベルマーレだけ西に行ってしまう可能性もあります。J2・J3も南は九州がメインになりますが、四国のあたりが分断されてしまう地域になります。例えば山口や鳥取を南グループに入れると、四国は全クラブが同じグループでリーグ戦ができるかもしれません。2025シーズンの昇降格を見たうえで最終的に調整したいと考えています。
Q:特別大会の期間中は天皇杯も開催しないというお話でしたが、所管が日本サッカー協会(JFA)になると思うのでどこまでご回答いただけるかわかりませんが、天皇杯も秋開幕になるのでしょうか。
A:樋口執行役員
JFAにお問合せいただければと思います。
Q:スポンサー関連に関する確認ですが、基本的に複数年契約のリーグスポンサーの場合、年度ごとの大会なので特別大会に関しても問題がないのか、半年間ずれることによって、複数年契約がリーグに対して半年分ずれる契約になるのか、特別大会は新たなスポンサーを募る形になるのか、既存のスポンサーはどのような契約形態になるのか教えてください。
A:野々村チェアマン
ケースバイケースになると思います。特に、数ヵ月前からこの話をしていますが、リーグのパートナーの皆さまから困ったという話はなく、むしろ一緒に盛り上げていくためにはどうすればいいかといった前向きな話しになっています。契約形態に関してはケースベイケースになります。
Q:場合によっては、既存の複数年契約のスポンサーがシーズン移行後、シーズン途中の12月で契約を終えるようなケースもあり得るということでしょうか。
A:野々村チェアマン
そうならないような調整をそれぞれスポンサーとどう結んでいくのか。0.5にするのか、1.5にするのか、はたまた2.5、3.5にするのか、ケースバイケースかとは思いますが、途中で契約が終了することになるパートナーはないと考えています。
Q:連覇などのカウントは未確定ということでしたが、Jリーグはスポーツ文化の振興、あるいはサッカー文化の振興の意でフットボールという用語を使い、ルヴァンカップの表彰では「WINNERS」というボードを立て、リーグ戦の「CHAMPIONS」とは区別をしています。この特別なシーズンの覇者を果たして「CHAMPIONS」と呼んでいいのかと思うのですが、0.5シーズンを連覇としてカウントするか未確定ということの見解、また未確定の理由を教えてください。
A:樋口執行役員
まだクラブも含めてしっかりとした議論が出来ていないというのが正直なところです。現状の大会方式に至るまで、二転三転どころではない多くの議論がありました。まずはこのシーズンオフのタイミングで皆さまに発表するということを前提に詰められるところを詰めていった状況です。大枠が固まってきたので、これをリーグ戦と考えるのか、特別大会と考えるのか等、様々なことを今後、議論していくことになります。
Q:シャーレを渡す可能性もありますか。
A:樋口執行役員
現時点ではゼロではないかもしれませんが、J1リーグとは異なる大会になります。