鹿児島ユナイテッドFCは18日、FW端戸 仁が2024シーズンをもって現役を引退することを発表しました。
端戸は2009年に横浜F・マリノスに加入し、2012年にギラヴァンツ北九州に期限付き移籍。翌年に横浜FMに復帰した後、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディでのプレーを経て、2022年より鹿児島に在籍していました。
16年に渡る現役生活では、J1リーグ通算58試合・6得点、J2リーグ通算148試合・27得点、J3リーグ通算44試合・9得点を記録しました。
クラブを通じて端戸は次のようにコメントしています。
「今シーズンで現役を引退する決断をしました。まずは僕を高校卒業するまで何不自由なく育ててくれ自由に好きな事をさせてくれた父の久仁夫、母、千恵美に特大の感謝をしたいと思います。本当にありがとう。そして最後の2年半は単身で寂しい思いをさせてしまったし、騒がしい子供2人を1人で見てくれた妻の朱莉、本当に感謝しています。自分の現役生活を振り返るとまず頭に浮かんできてしまうのが怪我の多さでした。合計6度の手術を繰り返し、ここ数年は朝起きてからプレー中までずっと痛みがあり正直練習を100%の出力でプレーすることは一度もできませんでした。そんな中でも公式戦のピッチに立って熱い応援を聞くたびに自分を奮い立たせてくれたサポーター・スポンサーの皆さんには感謝しかありません。
決して成功したキャリアとは言えないプロ生活でしたが、サッカーという偉大なスポーツが出会わせてくれた数々の人たちは僕の人生でいちばんの宝物です。自分1人では何一つ成し遂げることはできなかったし、仲間がいなければきつい練習も乗り越えていけなかったと強く思います。これから何をするかはまだ何も決まっておらず不安の方が大きいですが、どんな道に進んだとしても人への不義理をしない事や感謝だけは忘れずに生きていきたいと思います。16年間本当にたくさんの応援をありがとうございました」