日本代表は8日、イランのテヘランで2018FIFA ワールドカップロシア アジア2次予選兼AFCアジアカップUAE2019 予選のアフガニスタン戦を戦います。以下、試合前日のヴァイッド ハリルホジッチ監督のコメントです。
■ヴァイッド ハリルホジッチ監督
「アフガニスタンと試合するためにここに来た。我々の野心はすでに話した。勝利を続けるだけだ。カンボジア戦ではすべてができたわけではないが、勝利には満足している。明日(8日)も勝利しなければいけない」
――カンボジア戦ではミドルシュートでの得点があった。サイド攻撃、中央のワンタッチ攻撃を強調しているが、明日はこういう形で点が取れればいいというイメージはあるのか?
「得点を取るためにはいろんなソリューションがある。センタリングなのか、ミドルなのか、ドリブルからなのか、FKなのか。大事なのは得点を取って勝つこと。もちろんチームはいろんな面で向上していくと思っているし、我々は分析して、いろんな映像見せた。センタリングはかなり重要なテーマになってくる。ゴール前で戦略的に3、4つのポジションを取れと言っている。そして最後のシュートで冷静に集中してくれと。もちろんいろんなことをこれからのばせると思っている」
――前回出た選手がベースになるのか、移動もあって中3日なのでメンバーを入れ替えるのか?
「2つのポジションについて誰が先発か決めかねている。プランB、Cを用意しないといけない。今夜、何人かの選手と話してから決めたい。明日、選手は誰が先発かはっきりと理解すると思う」
――この体制で初めてのアウェイでのW杯予選となるが、これまでの経験から勝つために重要なこととは?
「まずアウェイで勝利するためには、国内よりも野心と勇気が必要。観客が我々をサポートしない場合もあるし、犠牲心を持って戦わないといけない。この勝ちたいという欲求をそれぞれが持たないといけない。我々がさらに高いレベルに戦うためにはアウェイで勝利しないといけないと話している。明日から含めて5つのアウェイ戦が続くが、可能な限りアウェイでの試合を勝ちたいと思っている」
――ブラジルW杯の時にアルジェリア代表で素晴らしい結果を残したが、それまではメディア、ファンから厳しい声が出ていたと聞く。今、予選で厳しいことを言われているが、どうやって受け止め、どうやってチームを成長させようとしているか?
「このようなプロジェクトを持ったチームと仕事をするのは初めてではない。いろんなクラブ、代表で働いてきた。そして着任するときはだいたいデリケートな状況になっているし、デリケートな状況から向上させて、発展させていかないといけない。もちろん、フットボールに関してはすぐに発展しない面はある。多くの人はなかなか待てないし、焦るものだ。特にサポーターとメディアは早く結果が欲しい。何日かでいろんなことがすぐに変わると思う人がいる。その期待に応えないといけないと思っているが、日本代表でのトレーニング時間がまだ少ない。代表が違う側面を見せないといけないが、そのためにはもっと時間が必要だ。
みなさんが気付いているかわからないが、いろんな発展をすでに遂げている。特にディフェンス面で遂げているし、攻撃面もそうだ。ビッグチャンスもかなり作り出しているし、攻撃の回数にかなり興味深いものがある。ただ、得点をたくさん取れていない。そこはおそらく今後、良くなるのではないか。発展していくことを確信しているが、まだ少し時間が必要だと思う。いろんなところで批判が起きるのはノーマルであり、世界中の代表監督はいつも批判に晒されている。国の首相も同じだ。ただ、私はすべきことをわかっているし、おそらく1年、2年、3年後は別の話になっていると思う。これまでに3つ、4つのプロジェクトですべて成功してきたし、日本代表でも成功できると思っている」