明治安田J3リーグは2日と3日に第35節の10試合が開催される。
自動昇格を目指す2位の今治はホームで琉球と対戦。前節は岐阜に敗れ、5試合ぶりの黒星を喫した。今季最多に並ぶ4点を奪われた守備組織の立て直しがテーマとなる。対する琉球は八戸と引き分け、3戦負けなしとしている。ここ3試合で3得点を記録する富所 悠に今節も期待がかかる。
今治を5ポイント差で追いかける3位の富山は相模原の本拠地に乗り込む。前節は鳥取と引き分け、5試合勝利から遠ざかる。2点を先行しながら追いつかれただけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。相模原は福島を下し、2連勝と調子を上げている。2ゴールで勝利の立役者となった武藤 雄樹が今節も輝きを放てるか。
4位の沼津はアウェイで北九州と対戦。前節は長野と引き分け、連勝はならなかった。3連勝中と得意の相手を撃破し、プレーオフ出場圏内に踏み止まれるか。北九州は金沢に敗れ、3連敗となった。3試合で8失点を喫する守備のテコ入れが求められるだろう。
5位のFC大阪は岐阜とのアウェイゲームに臨む。前節は宮崎に敗れ、連勝が3でストップした。チャンスを作りながらも無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。一方の岐阜は今治を下し、3連勝と勢いに乗る。3試合で12得点と攻撃が機能するなか、2試合連続の2ゴールで得点ランクのトップに躍り出た藤岡 浩介が今節も重要な役割を担うだろう。
6位の福島はアウェイで奈良と対戦。前節は相模原に敗れ、連勝はならなかった。得点は奪えているだけに、複数失点が続く守備の修正を図りたい。奈良は讃岐と引き分け、12試合勝利がない。それでも前節は5試合ぶりに複数得点を記録した。1得点・1アシストと結果を出した岡田 優希がチームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。
優勝を決めている大宮はホームに鳥取を迎える。前節は岩手を下し、14試合負けなしとした。ここ3試合で2得点・1アシストを記録する泉 柊椰が今節も攻撃のカギを握るだろう。鳥取は富山と引き分け、連勝が3で止まっている。それでも2点のビハインドを追いつく粘りを披露した。その勢いを今節にも持ち込み、プレーオフ出場圏内への浮上を狙う。
松本はホームで宮崎と対戦。前節はYS横浜を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。2ゴールの活躍を見せた菊井 悠介に今節も期待がかかる。一方の宮崎はFC大阪を下し、2連勝。10戦負けなしと勢いを加速させている。プロ初ゴールを決めたルーキーの高瀬 生聖が再び結果を残せるか。
八戸はホームに讃岐を迎える。前節は琉球と引き分け、4戦負けなしとしている。今節はサイドアタッカーの音泉 翔眞が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。対する讃岐は奈良と引き分け、2試合勝利がない。2試合で6失点の守備組織を上手く立て直したい。
YS横浜vs長野は19位と17位の対戦となる。YS横浜は前節、松本に敗れ、3連敗となった。苦しい戦いが続くなか、9試合ゴールのないオニエ オゴチュクウに結果が求められる。長野は沼津と引き分け、10試合勝利から遠ざかる。10試合連続で負けのない(7勝3分)得意の相手を撃破し、復調の足掛かりをつかみたい。
金沢はホームで岩手と対戦。前節は北九州を下し、11試合ぶりに勝点3を手にした。過去対戦で4戦全勝の相手から勝利を収め、プレーオフ出場争いに踏み止まりたい。一方の岩手は大宮に敗れ、4連敗となった。今節は引き分け以下で19位以下が確定するだけに、勝利こそが求められる。加入後初ゴールを決めたシラスが救世主となれるか。
■各試合の見どころをチェック
大宮vs鳥取
YS横浜vs長野
相模原vs富山
松本vs宮崎
奈良vs福島
北九州vs沼津
岐阜vsFC大阪
八戸vs讃岐
今治vs琉球
金沢vs岩手