明治安田Ｊ１リーグは1日と3日に第35節の7試合が行われる。
2日に開催されるＪリーグYBCルヴァンカップの決勝に進出した名古屋（vsＧ大阪）と新潟（vs東京Ｖ）の同節の試合は10月23日に、翌週にAFCチャンピオンズリーグエリートを控える横浜FMの同節の試合（vs浦和）は10月30日にすでに行われている。
首位の広島はホームで京都と対戦。前節は湘南に敗れ、12試合ぶりに黒星を喫した。終了間際の失点で敗れただけに、終盤の試合運びがテーマとなる。対戦相手の京都にはホームでは8連勝中と得意としているだけに、その相性の良さを発揮したいところだ。京都は鳥栖を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。今節はその試合で退場となったク ソンユンが出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がポイントになるだろう。
2位の神戸はホームに磐田を迎える。前節はFC東京に敗れ、連勝が6でストップした。2試合連続で複数失点を喫する守備の立て直しを図りたい。一方の磐田はＣ大阪を下し、4戦ぶりに勝点3を手にした。2ゴールで勝利の立役者となったジャーメイン 良に今節もかかる期待は大きい。
3位の町田は鳥栖の本拠地に乗り込む。前節は柏と引き分け、4試合勝利がない。得点力に課題を残すなか、7試合ゴールのない藤尾 翔太に結果が求められる。鳥栖は前節の京都戦に敗れ、Ｊ２降格が決定した。それでも一つでも上の順位でシーズンを終えるためにも、ホームで勝利を掴みたい。マルセロ ヒアンを出場停止で欠くなか、富樫 敬真ら他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。
川崎Ｆvs鹿島は1日の金曜日にナイトゲームとして開催される。川崎Ｆは前節、Ｇ大阪と引き分け、3連勝はならなかった。10節以来のゴールを決めた小林 悠がチームに再び勢いをもたらす活躍を見せられるか。鹿島は福岡と引き分け、中後 雅喜監督の初陣を白星で飾れなかった。鈴木 優磨を左サイドに置く新布陣を採用したなか、最前線に立つ師岡 柊生に得点を奪う仕事が求められる。
FC東京はホームに湘南を迎える。前節は神戸を撃破し、5試合負けなしとした。スタメン起用に応えた遠藤 渓太が今節も結果を残せるか。湘南は首位の広島を下し、3連勝と勢いに乗る。ここ3試合で2得点・1アシストを記録する福田 翔生が今節も重要な役割を担うだろう。
福岡はホームで柏と対戦。前節は鹿島と引き分け、4戦負けなしとしたが、そのうち3つが引き分けと勝ち切れない試合が目立つ。4試合連続クリーンシートと堅い守りが光る一方、課題は得点力。ウェリントンが出場停止となるなか、佐藤 凌我ら他の攻撃陣が仕事をこなしたい。柏は浦和に敗れ、2試合勝利なし。2試合連続で終了間際に失点しているだけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。
19位に沈む札幌はホームにＣ大阪を迎える。前節は名古屋を2-0で撃破した。17位の柏には7ポイント差つけられているが、残り4試合で逆転残留を実現できるか。調子を上げてきた鈴木 武蔵に大きな期待がかかる。対するＣ大阪は磐田に敗れ、3連勝はならなかった。スタメン出場を続ける北野 颯太に27節以来のゴールは生まれるか。
■各試合の見どころをチェック
川崎Ｆvs鹿島
神戸vs磐田
札幌vsＣ大阪
広島vs京都
FC東京vs湘南
鳥栖vs町田
福岡vs柏
