明治安田J3リーグは26日と27日に第34節の10試合が開催される。
大宮はアウェイで岩手と対戦。前節は今治と引き分けたものの、13戦負けなしで勝点を77に伸ばし、5試合を残して優勝を決めている。圧倒的な強さを見せるなか、残りのシーズンではJ2で戦う来季につながるパフォーマンスを示したいところ。市原 吏音ら若いタレントのプレーに注目だ。一方、最下位に沈む岩手は今節敗れると19位以下が確定する可能性があるだけに、勝利こそが求められる一戦だ。前節6失点を喫した守備を修正し、優勝チームを撃破なるか。
2位の今治は岐阜の本拠地に乗り込む。前節は大宮と引き分け、4戦負けなしとした。2戦連発の山田 貴文が今節も結果を残せるか。対する岐阜は岩手を下し、2連勝を達成。6ゴールを奪った勢いを、今節にも持ち込めるか。ここ3試合で4得点・1アシストを記録する藤岡 浩介に期待がかかる。
3位の富山はアウェイで鳥取と対戦。前節は福島に敗れ、9戦ぶりの黒星を喫した。逆転での自動昇格に向けて連敗は避けたいところ。4点を奪われた守備組織を上手く立て直したい。鳥取は松本を下し、3連勝を達成した。2ゴールで勝利の立役者となった小澤 秀充が今節も大仕事をやってのけるか。
4位のFC大阪は宮崎とのアウェイゲームに臨む。前節は北九州を下し、3連勝と勢いに乗る。2戦連発の古川 大悟が今節も重要な役割を担うだろう。宮崎は讃岐を下し、9戦負けなしとこちらも好調を維持する。3戦連発の武 颯に今節もかかる期待は大きい。
5位の沼津はホームに長野を迎える。前節は金沢を下し、連敗を2で食い止めている。殊勲の決勝点を挙げた佐藤 尚輝が今節もチームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。長野は琉球と引き分け、9試合勝利から遠ざかる。苦しい戦いが続くなか、前回対戦で3-1と勝利を収めた相手を再び撃破し、好転のきっかけを見出したい。
6位の福島はホームで相模原と対戦。前節は富山を4-1で撃破した。ここ3試合で10得点と攻撃が機能するなか、好調を支える塩浜 遼と森 晃太の両ウイングに今節も期待がかかる。対する相模原はYS横浜を下し、連敗を3で止めている。2ゴールを記録した棚橋 尭士が再び結果を残せるか。
北九州はホームに金沢を迎える。前節はFC大阪に敗れ、2連敗となった。2試合連続で3失点を喫する守備の立て直しがテーマとなる。金沢は沼津に敗れ、10試合勝利がない。得点力に課題を抱えるなか、7試合ゴールのない梶浦 勇輝に結果が求められる。
琉球はホームで八戸と対戦。前節は長野と引き分け、連勝はならなかった。それでも1人少ないなか、土壇場で追いつく粘りを披露した。今節はその試合で退場となった藤春 廣輝が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。八戸は奈良と引き分け、3連勝はならなかった。こちらは得点源の永田 一真が出場停止となる。佐々木 快と佐藤 碧の2トップが結果を残せるか。
YS横浜はホームに松本を迎える。前節は相模原に敗れ、2連敗となった。3戦連発の奥村 晃司が苦しむチームを救う活躍を見せられるか。松本は鳥取に敗れ、4試合勝利なしとなった。4点を奪われた守備のテコ入れが求められるだろう。
奈良はホームで讃岐と対戦。前節は八戸と引き分け、11試合勝利から遠ざかる。3試合連続でゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。対する讃岐は宮崎に0-4と完敗を喫した。隙を見せた後半の戦いがテーマとなりそうだ。過去3試合はすべて引き分けのこのカード。初勝利を手にするのは果たしてどちらのチームか。
■各試合の見どころをチェック
YS横浜vs松本
奈良vs讃岐
北九州vs金沢
岐阜vs今治
琉球vs八戸
岩手vs大宮
鳥取vs富山
福島vs相模原
沼津vs長野
宮崎vsFC大阪