2024年10月25日(金) 16:00
足踏みが続く横浜FCと清水は今節こそ昇格を決められるか。栃木と鹿児島は今節の結果次第で降格決定も【プレビュー:明治安田J2 第36節】
明治安田J2リーグは26日と27日に第36節の10試合が開催される。
首位の横浜FCはホームで岡山と対戦。前節は仙台に敗れ、無敗記録は20試合でストップ。昇格も持ち越しとなっている。今節も勝てば昇格が決まる状況だが、ホームで歓喜の瞬間を迎えられるか。最終ラインを支えるガブリエウが出場停止となるなか、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。一方の岡山はいわきを下し、5位に浮上した。2ゴールで勝利の立役者となった岩渕 弘人が今節も輝きを放てるか。
2位の清水はアウェイで栃木と対戦。前節は山形に敗れ、横浜FCと同様に昇格はならなかった。3試合勝利がなく足踏みを強いられるなか、2戦連発の北川 航也がチームをJ1に導く活躍を見せられるか。一方、18位に沈む栃木は群馬と引き分け、3試合連続のドローとなった。今節引き分け以下に終われば18位以下が確定する可能性もあるだけに、勝利こそが必要な一戦だ。堅い守りは備わるだけに、求められるのは決定力。得点源の南野 遥海にかかる期待は大きい。
3位の長崎はホームに鹿児島を迎える。前節は秋田を下し、2連勝を達成。自動昇格にわずかな可能性を残すなか、ホームで勝利し、望みをつなぎたいところだ。ともに2戦連発のマテウス ジェズスとマルコス ギリェルメが今節も結果を残せるか。19位の鹿児島は前節、愛媛に4-0と快勝を収めた。それでも今節は引き分け以下に終われば、18位以下が確定する。崖っぷちに追い込まれた状況下で、底力を発揮できるか。調子を上げてきた鈴木 翔大に期待がかかる。
4位の千葉は藤枝の本拠地に乗り込む。前節は甲府を逆転で下し、4連勝と勢いに乗る。前節結果を出した横山 暁之が、昨季まで所属した古巣相手にもゴールを奪えるか。藤枝は徳島に敗れ、4試合勝利がない。4試合で9失点を喫する守備組織の立て直しがテーマとなる。
6位の仙台はアウェイで愛媛と対戦。前節は首位の横浜FCを3-0で撃破した。もっとも今節はその試合で先制点を決めた相良 竜之介が出場停止となるだけに、他の攻撃陣の奮起が求められるだろう。愛媛は鹿児島に敗れ、8試合勝利がない。今節勝てば残留を確定できる状況にあるだけに、課題の守備を立て直し、ホームで勝点3を掴みたい。
プレーオフ出場権内に1ポイント差に迫る7位の山形は、ホームに熊本を迎える。前節は清水に逆転勝利を収め、破竹の6連勝を達成した。古巣相手に決勝点となる今季初ゴールを決めた後藤 優介が今節も大仕事をやってのけるか。熊本は山口と引き分け、2試合勝利がない。2戦連発の石川 大地がチームに勝点3をもたらす活躍を見せたい。
プレーオフ出場にわずかに可能性を残す8位のいわきは、ホームで水戸と対戦。前節は岡山に敗れ、3試合勝利がない。5試合結果が出ていない谷村 海那が望みをつなぐゴールを決められるか。水戸は大分と引き分け、こちらは4試合勝利から遠ざかる。得点力に課題を抱えるなか、得点源の久保 征一郎に結果が求められる。
山口はホームに甲府を迎える。前節は熊本と引き分け連敗を6で止めたものの、7戦未勝利と苦しい戦いが続く。再び調子を上げてきた若月 大和が嫌な流れを断ち切る活躍を見せたいところだ。甲府は千葉に敗れ、連勝はならなかった。2戦連発のアダイウトンが今節も結果を残せるか。
秋田はホームで大分と対戦。前節は長崎に敗れ、3連勝はならず。プレーオフ出場の可能性が絶たれている。それでも一つでも上の順位を目指すべく、ホームで勝点3を掴みたいところ。9戦ぶりにゴールを決めた佐藤 大樹に期待がかかる。大分は水戸と引き分け、2試合勝利なし。それでも今節勝てば残留を確定できる可能性があるだけに、こちらも勝利が求められる。鮎川 峻と屋敷 優成の若き2トップがチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。
群馬はホームで徳島と対戦。前節は栃木と引き分け連敗を4で食い止めている。今季限りでの引退を表明している細貝 萌のホームラストマッチを白星で飾れるか。チーム一丸となった戦いに期待したい。徳島は藤枝を下し、2連勝と調子を上げている。2ゴールで勝利の立役者となったブラウン ノア 賢信のプレーに注目だ。
■各試合の見どころをチェック
いわきvs水戸
藤枝vs千葉
長崎vs鹿児島
秋田vs大分
山形vs熊本
栃木vs清水
群馬vs徳島
横浜FCvs岡山
山口vs甲府
愛媛vs仙台