3位浮上の広島は名古屋を相手に5連勝を狙う。神戸vsＧ大阪は優勝争い生き残りをかけた注目の上位対決に【プレビュー：明治安田Ｊ１ 第27節】

明治安田Ｊ１リーグは、16日と17日に第27節の10試合が行われる。

首位の町田はホームで磐田と対戦。前節は湘南に敗れ、3戦未勝利となった。2試合連続でゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する磐田は鹿島を下し、6試合ぶりに勝点3を手にした。殊勲の決勝点を挙げた古川 陽介が、今節も輝きを放てるか。

2位の鹿島はホームに浦和を迎える。前節は磐田に敗れ、3連勝はならなかった。7戦ぶりにゴールを決めた鈴木 優磨が再びチームを勢いづける活躍を見せられるか。浦和は鳥栖と引き分け、4試合勝利から遠ざかる。今節は守護神の西川 周作が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手のパフォーマンスがカギを握るだろう。

4連勝で3位に浮上した広島は、アウェイで名古屋と対戦。前節はＣ大阪を2-0で撃破した。2ゴールで勝利の立役者となった新戦力のトルガイ アルスランに今節も期待がかかる。一方の名古屋は東京Ｖを下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。3戦連発中のパトリックが、かつて所属した古巣相手にも結果を残せるか。

神戸vsＧ大阪は、5位と4位の上位対決となる。神戸は前節、横浜FMに逆転勝利を収め、4試合ぶりの白星を掴んでいる。2ゴールを挙げた武藤 嘉紀が今節も重要な役割を担うだろう。対するＧ大阪は柏と引き分け、3試合勝利がない。3試合連続でゴールがないなか、宇佐美 貴史ら攻撃陣に結果が求められる。前回対戦では2-1でＧ大阪が勝利したが、果たして今回はいかなる決着を見るのか。

FC東京はホームで東京Ｖとのダービーマッチに挑む。前節は川崎Ｆに敗れ、3試合勝利がない。3点を奪われた守備組織の立て直しが求められるだろう。東京Ｖは名古屋に敗れ、2連敗となった。こちらの課題は得点力。8試合ゴールから遠ざかる木村 勇大が結果を残したい。

川崎Ｆはホームに横浜FMを迎える。前節はFC東京との“多摩川クラシコ”をモノにし、3連勝と勢いに乗る。3試合連続で2得点とゴール量産中の山田 新に今節もかかる期待は大きい。横浜FMは神戸に敗れ、4連勝はならなかった。先制しながらも逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。

湘南vs柏は16位と15位の対戦となる。湘南は前節、首位の町田を撃破し、5戦負けなしとした。5試合で3失点と守備の安定が備わるなか、7月の月間MVPに輝いたルキアンが試合を決定づけるゴールを決められるか。柏はＧ大阪と引き分け、3試合勝利がない。チャンスを作りながらも決め手を欠いたなか、垣田 裕暉と細谷 真大の2トップに結果が求められる。

Ｃ大阪はホームで京都と対戦。前節は広島に敗れ、5試合勝利から遠ざかる。2試合連続で無得点に終わっているだけに、レオ セアラを軸とした3トップの奮起が求められる。京都は新潟に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。2試合連続で複数失点の守備を上手く立て直したい。

福岡はホームに新潟を迎える。前節は札幌と引き分け、5試合勝利がない。2戦連発のシャハブ ザヘディが嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。新潟は京都を下し、3戦負けなしとした。ここ3試合で2得点と好調の小野 裕二に今節も期待がかかる。

唯一、金曜日に開催される札幌vs鳥栖は、20位と19位の対戦となる。札幌は前節、福岡と引き分け、2試合勝利がない。それでも終了間際に追いつく粘りを披露した。調子を上げてきた鈴木 武蔵が今節も結果を残せるか。対する鳥栖は浦和と引き分け、木谷 公亮監督の初陣を白星で飾れなかったが、連敗を3で食い止めている。主力の移籍が相次ぐなか、名古屋から加わった久保 藤次郎が攻撃に勢いをもたらしたい。

■各試合の見どころをチェック
札幌vs鳥栖
鹿島vs浦和
町田vs磐田
FC東京vs東京Ｖ
川崎Ｆvs横浜FM
湘南vs柏
名古屋vs広島
Ｃ大阪vs京都
神戸vsＧ大阪
福岡vs新潟