明治安田J3リーグは7月に20節から23節までの4節分が開催された。
首位の大宮は20節に沼津に敗れたものの、2勝1分1敗で7ポイントを加算。2位に11ポイント差をつけ、独走態勢は崩れていない。
7月に最多勝点を獲得したのは今治だ。福島、金沢、長野、岩手を連破し、4戦全勝で6月終了時点の5位から2位に順位を上げている。新加入のウェズレイ タンキが早速結果を出し、18歳の横山 夢樹の台頭もあるなど、ここからさらに勢いを加速させていきそうな気配だ。
沼津は首位の大宮を破るなど3勝を挙げ、3勝1分の富山も7位から4位に浮上。金沢は今治との直接対決に敗れたものの、こちらも3勝を挙げ、上位をキープした。
上位陣が好調を維持するなか、6月終了時で12位だった北九州も3勝1分と10ポイントを上積みし、7位にまで浮上。6位の相模原と勝点で並び、上位争いに名乗りを上げている。
一方で苦戦を強いられたのはFC大阪だ。6月終了時には3位だったものの、7月は2分2敗とひとつの勝利も挙げられず、9位にまで転落。4試合でわずか1得点と決定力不足が響いた。
中位では、松本、岐阜、琉球といったチームの調子がなかなか上がらないなか、健闘したのは八戸だ。堅い守りを武器に2連勝を達成するなど、着実に勝点を積み上げた。
未勝利に終わったのは、前出のFC大阪に加え、長野、宮崎、岩手の3チーム。長野は4試合連続で無得点と、深刻な決定力不足に陥り、13位から16位に順位を下げた。4戦全敗の宮崎も無得点に終わり、岩手も4試合で1得点と攻撃面に大きな課題を残した。
23節までを終えたJ3リーグは、約3週間のインターバルに突入した。上位を争うチームも下位で苦しむチームも、この中断期間をどう過ごすかが大きなポイントとなるだろう。果たして各チームにはどのような変化が生まれるのか。再開ゲームとなる24節は、8月17日に行われる。